カンカン照りの夏日の夜、仕事帰りや風呂上りに飲むキンキンに冷えたビールは格別に美味しい!。
今日、仕事帰りに車で聞いたラジオでは、リスナーから「ビールは何歳ころから美味しいと感じるようになりましたか?」との質問がMCに問われていたのを聞いた際、たしかに「初めてビールを飲んだときは苦くて美味しいとは思わなかったなぁ」と自分なりの経験を思い出した次第です。
ビールは、何歳ころから美味しいと感じるようになるのでしょうね?。
「ビール 何歳から美味しい」
このキーワードで検索すると、初めてビールを飲んだときに美味しいと感じた人は2割ほどしかいないことが、アサヒビールさんのホームページでも紹介されています。
と同時に、9割以上の人はその後、ビールが美味しいと感じるように変わっていくといいます。
果たして、ビールが美味しいと感じるのは何歳ころからなのでしょうか?。歳をとるとビールが美味しくなる理由があるのでしょうか?。
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ビールが美味しいと感じるのは何歳ころから?
ビールを初めて飲んだときは苦くて美味しくないと感じていた人も、いずれ「とても美味しい」や「まぁまぁ美味しい」と思うようになり、実に9割以上の人がビール好きへと変わっていくといわれます。
苦くて美味しくなかったはずなのに、「この苦味が癖になる」というまでになるのです。
8割の人は20歳代でビールが美味しいと感じるようになる
初めてビールを飲んだときには「苦い・美味しくない」と感じていた人も、その後ビールを飲み続けることで9割の方は「美味しい」と味覚が変化していきます。
では、みなさんは何歳ころから「ビールが美味しい」と感じるようになったのでしょう。
もっとも多い回答は「20歳代前半」の54.0%で、次に多い多かったのが「20歳代後半」の25.7%。全体のおよそ8割の人は、まだまだ飲酒経験の浅い30歳以前の段階でビールの味に目覚め「ビールが美味しい」と感じるようになるそうです。
男性の場合は圧倒的に20歳代前半が多く、女性の場合は20歳代前半~20歳代後半、30歳代前半と少し幅広く、なかには子育てが一段落した40歳代に入ってからという意見もあるなど、男性に比べて女性は少し時間がかかることが窺えます。
初めてビールが美味しいと感じたきっかけは?
視点を変えて、初めてビールが美味しいと感じたきっかけとなるシチュエーションとはどんな時だったのでしょう。
社会人になってからの飲み会で
初めてビールを飲んだときには8割の人が「苦い・美味しくない」と感じるビールが、美味しいに変わる、ビールの味に目覚めるきっかけとなったシチュエーションとはどんな時だったのでしょう。
もっとも多い回答は「社会人になってからの飲み会」の29.8%。
仕事帰りに、ビールと伴に先輩から仕事を学んだという声が多数ありました。
ハードな仕事を遂げ、焼き鳥屋さんで先輩と一緒に飲んだ生ビールの味が格別だったという声には、筆者も強く共感します。
以下、2位:学生時代のコンパ(20歳以上)や、3位:スポーツの後、4位:年齢を重ねるに従い…と続きますが、
見逃せないのは、3位のスポーツの後にと6位のスポーツ観戦時。
スポーツはするのも観るのも、ビールが美味しくなる大きな要素の1つなんですね。
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ビールは歳をとるほど美味しくなる理由とは!?
我が家の大学生の息子(当時20歳)が初めてビールを飲んだとき、「苦い… 大人がビールを美味しいと飲む理由がわからない!」とビールを全否定された記憶があります。
そんな彼も、いまでは晩酌のビールは欠かせないようで、風呂上りにグビグビ…「ハァ」。美味しいと感じているようです。
まぁ、放っておきましょう…
一体全体、彼のからだの中で何が変わったのでしょう。
人間は子供のころ(若いとき)は苦みや酸味を本能が敬遠している?
私たち人間は「味蕾」という舌の器官で、五味と呼ばれる甘味・塩味・酸味・苦味・うま味を判別し、美味しい=食べられる、不味い=食べられないと判断しています。
私たち人間は、生まれて間もないころは甘味と塩味を美味しいと感じ、酸味や苦みは不味いと感じます。
酸っぱいものは腐っているかもしれませんし、苦いものには毒があるかもしれないと、人間がもつ本能が敬遠しているのです。
ピーマンが嫌いという子供が多いのも、舌が感じたピーマンの苦みを本能的に毒と判断しているにすぎません。
逆に、苦みの強いピーマンや酸味の強いレモンでもバクバク食べてしまう子供の方が危険かもしれません。
毒があるかもしれない、腐っているかもしれない食べ物も味覚で判断できずに、食べてしまう可能性があるからです。
ビールも年齢・経験を重ねることで美味しく感じるようになる!
苦味や酸味を嫌うのは人間の本能ではありますが、世の中には苦くても酸っぱくても安全に食べられる食品は沢山ありますよね。
いや、逆に苦味や酸味が強い食品ほど、栄養豊富でカラダに良いことも多くあります。
なので私たち人間は、不味いものにもチャレンジしながら、どれが食べられ、どれは食べられないと経験を積み上げてきたのです。
ビールの苦みも一緒です。
ビールを初めて飲んだときは苦くて美味しくない(不味い)と思うかもしれませんが、なんども飲む経験を積むことで、カラダ(脳)は安全なものと認識しはじめ、その苦味を美味しく感じるようになるのです。
苦い食べ物を「大人の味」なんて表現されることがありますが、これも食の経験が豊富で苦みも安心して楽しめているからこそ。
子供のころからの好き嫌いが治らない人は、苦みを楽しむような大人の味、ビールを美味しいと感じることはできないかもしれませんね。
ビールは苦くてなかなか美味しく飲めないという人は、毎日少しづつ飲みながら舌と脳を苦味に慣らしていくのがいいかもしれません。
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ビールを飲む頻度は?
ところで、みなさんはどれくらいの頻度でビールを飲んでいるのでしょう。
「毎日」と回答した人は全体の約25%で、筆者もその1人ですが、夕食時にビールがない生活は考えられません。
少なくとも、6割以上の人は2日に1回以上の頻度でビールを飲んでいるとのこと。
年代別でみると、ビールを週2~3日以上飲む人は、20歳代では約半数ほどとなりますが、30歳代では6割を超え、40歳代では7割近くと年齢と伴に増加傾向。
70歳代になると、約8割の人が週2~3日以上ビールを飲んでいるように、年齢に比例してビールを飲む頻度は高くなる傾向にあります。
まとめ
今回は「ビールは何歳から美味しいと感じるか」をメインテーマに、初めて飲んだときは苦くて美味しいと感じられなかったビールが何歳から、どんなきっかけで美味しいと感じられるようになったかを探ってみました。
筆者の場合は、20歳の夏、就職先の先輩に初めてビアガーデンへ連れていってもらったときに飲んだ、キンキンに冷えた生ビールがきっかけだったように思い出されます。
興味深いのは、サブテーマの「歳をとるとビールが美味しくなる理由」で紹介した、人間は子供のころ(若いとき)は苦みや酸味を本能が敬遠しているということ。
苦味のあるピーマンが嫌いという子供が多いのも、舌が感じたピーマンの苦みを本能的に毒と判断しているにすぎないという点。
私たち人間は、苦い・酸っぱい・不味いものにチャレンジし経験を積み上げながら、どれは食べられ、どれは食べられないと判断できるようになっていく。
ビールの苦みも一緒で、ビールを初めて飲んだときは苦くて美味しくない(不味い)と思った人も、ビールを飲む経験を積み重ねることで、カラダ(脳)は安全なものと認識しはじめ、その苦味を美味しく感じるようになるというものでした。
苦い食材を用いた料理を「大人の味」なんて表現されたりしますが、これも食の経験を豊富に積み、苦みも安心して楽しめているからこそなんですね。
初めてビールを飲んだときから美味しいと感じた人は2割ほどしかいないのに、9割以上の人がその後ビールを美味しいと感じるようになる理由の1番はここにあると筆者は考えます。
参考:
アサヒビール|ニュースリリース 2009年
アサヒグループホールディンクス|ハピ研|毎週アンケート
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