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中身の入ったスプレー缶の捨て方!安全なガス抜き方法と正しい捨て方とは?

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スプレー缶

中身の入ったスプレー缶の捨て方って、どうしたらいいのか分からずに、そのまま放置されてしまいがち。

一概にスプレー缶といっても、気に入らずほとんど使わなかった整髪料のスプレー缶や、DIYにチャレンジして残った塗料スプレー缶、殺虫剤など多岐にわたります。

自治体のゴミの回収ルールも厳しくなる昨今、中身の入ったままのスプレー缶をどう分別して捨てるべきなのか悩んでしまってさらに放置(苦笑)。

結果、中身の入ったスプレー缶が家の中にどんどん溜まってしまれている方も多いのではないでしょうか?。

とはいえ、不用意にゴミの日に中身の入ったスプレー缶をそのまま出すことは、中身のガスに引火するなど収集作業の方の命に関わる重大事故の原因にもなりかねません。

今回は「使い切れずに中身の入ったスプレー缶の捨て方!」をお題に、安全なガス抜き方法や正しい捨て方について、わかりやすく手順を追いながら確認していきましょう。

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中身の入ったスプレー缶の種類

使い切れずに残った中身の入っているスプレー缶にも色々な種類があり、不用意に捨てることは思わぬ事故の原因になります。それぞれ種類別にスプレー缶の特徴を把握しておきましょう。

 

生活用品

デオドラントスプレー

整髪料やデオドラント商品、お部屋の消臭剤などの生活用品は、人に直接影響するものなので、基本的にその成分は無害です。

スプレー缶に残る中身も、比較的捨てやすいものになります。

 

殺虫剤

家庭用の一般的なスプレー式の殺虫剤は、毒性も低いものが多いものの、大量に噴霧し続ければ健康を害することも考えられます。

古い殺虫剤ほど、強い毒性の成分の含有がないかを意識する必要があります。

 

塗料

塗料スプレー

趣味のプラモデルや模型作りや、DYIでも使うスプレー式の塗料も、使い切れずに残りがち。

使い切れなかった塗料スプレーは、そこら中に巻き散らして捨てるわけにもいきませんから、もっとも始末に困るスプレー缶の1つになるでしょう。

 

LPガス

鍋料理やバーベキューはもちろん、災害時用の備えにと幅広い用途のカセットボンベのLPガス

1度では使い切れず、数か月・数年使い続けられることもありますが、缶に錆が生じてきた場合「ガス漏れ」を心配しなければなりません。

たとえ中身が残っていても、捨てる方法を考えましょう。

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中身の入ったスプレー缶の捨て方!

使い切れずに中身の入ったスプレー缶の捨て方の基本中の基本は、スプレー缶の中身を出し切ってから捨てること。

面倒くさいかもしれませんが、中身の入ったままの状態のスプレー缶をゴミに捨てることは、ゴミ収集車へ投入時に爆発事故を起こす原因にもなり、ゴミ収集作業員の方々を危険に晒すことに直結します。

中身の入ったままのスプレー缶は、絶対にそのまま捨ててはいけません!。

問題は、中身の入ったスプレー缶の中身をどう出し切るかということでしょう。ここからは、中身の入ったスプレー缶の中身を出し切る方法を見ていきましょう。

 

中身の入ったスプレー缶の中身の出し切る方法!

中身の入ったスプレー缶の中身をどうやって出し切ればいいのか?。種類別で違う、スプレー缶の中身を出し切る方法を見ていきましょう。

まずは一番簡単な、空気中にスプレーの中身を出し切る方法から。

 

空気中にスプレーして缶の中身を出し切る方法!

整髪料やデオドラントのスプレー、カセットコンロのLPガスの缶などは、その中身を空気中に逃がすこと自体問題になりません。

人通りがなく風通しがいい場所を選び、スプレー缶のボタン(アクチュエーター)を押し続けて中身を抜いていき、シューッという音が聞こえなくなればOKです。

スプレー缶を下向きや上向きでボタンを押しているだけだと、まだまだ中身が出切らないことがあります。

時折スプレー缶を振りながら、上向きにしてボタンを押したり、逆に下向きにしてボタンを押すなどすることで、中身が残らないように出し切ることができます。

カセットコンロのガス缶の場合は、ノズルの先端部分にボタンがついていないので指で押して出すことができません。道路のアスファルトなど凸凹したところにノズル先端を強く押し付けるようにすることで、わずかな隙間から中身のガスが抜けていってくれます。

もっとも、カセットコンロのガス缶の中身を出し切るときには、周囲に火の元がないか十分注意が必要です。流行の加熱式たばこのカチカチも危険です。

最近のスプレー缶には、中身のガスを出し切るための「ガス抜きキャップ」が装着されるなど、中身を出し切るのに便利な仕組みがあらかじめ用意されています。

ガス抜きキャップ(中身排出機構、残ガス排出機構、ガス抜きボタン等)について

 

塗料や殺虫剤はボロ布などに染み込ませて捨てる

ボロ布

中身の残った塗料スプレー缶や殺虫剤は、空気中に撒き散らして処分するわけにもいきません。

着色や臭いはもちろんですが、古いタイプの殺虫剤は毒性が強い成分が使われていることも考えられます。

空気中に不用意に撒き散らすことができないスプレーの中身を出し切るには、周囲の方々へ迷惑を掛けない「ボロ布や新聞紙などに染み込ませて捨てる方法」がおすすめです。

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用意するもの

・ゴミ袋や大きめのレジ袋
・マスク
・手袋
・吸水性のいいボロ布や古新聞(トイレットペーパーも可)

 

必ず風通しがいい屋外でおこないます。ベランダや庭でもいいですが、風向きには注意しましょう。お隣や上下階のお部屋に迷惑が掛からないよう注意が必要です。

 

手順➀:ゴミ袋やレジ袋にボロ布・古新聞・トイレットペーパーを入れる

トイレットペーパーは、ロールから引き出しくしゃくしゃにして入れます。古新聞は、大まかに裂いて軽く丸めて入れていきます。

マスクや手袋の用意ができるなら事前に着用しておきましょう。思わぬ塗料のハネ返りに自分を守ってくれますよ。

塗料が手についたら、なかなか取れませんからね。

 

手順➁:ゴミ袋やレジ袋に入れたボロ布や古新聞などに向かってスプレー缶の中身を出しきる

スプレー缶の中身を、袋のなかのボロ布や古新聞に吸わせるように噴射して出し切ります。シューッという音が聞こえなくなればOKです。

スプレーの種類によっては、長く噴射していると缶の表面が冷たくなることがあります。軍手などの手袋を用意しておくと安心です。

 

手順➂:スプレー缶の中身を出しきったボロ布や古新聞はゴミ袋ごと可燃物で捨てる

スプレー缶の中身を出し切った袋の中には、噴出したガスが溜まっています。しばらく時間をおいてから封をするようにしましょう。

塗料などスプレー缶の中身を吸わせたボロ布や古新聞は可燃ごみで出してOK。

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中身を抜いたスプレー缶の捨て方!

中身の入ったスプレー缶の捨て方、その最終段階となる「スプレー缶の捨て方」です。

使いかけのスプレー缶の中身を出し切れば、あとは各自治体ごとに定められた「スプレー缶の捨て方」のルールに従って捨てればOK。

 

スプレー缶に穴あけが必要な場合もある!

スプレー缶を捨てる際に、缶に穴をあける必要の有無は各自治体によって分かれます。

穴をあけて捨てる理由は、スプレー缶の中身が出し切られているかを確かめるためのもの。

もちろん、スプレー缶に穴をあけるのは中身を出し切ってからです。中身が入っている状態で穴をあけようとすれば、ガスのチカラで塗料など中身が飛び散り大変な目にあいます!。

 

スプレー缶にドライバーや釘を打って穴をあけて捨てる!

実際、工具を使い慣れた方ならドライバーや釘をスプレー缶にあて、金槌で打てば簡単に穴を開けられますが、女性や工具の扱いに慣れていない方にとっては抵抗があことでしょうし、思わぬ怪我に繋がる恐れもあります。

最近は、スプレー缶に簡単に穴を開けてガス抜きできる便利なハンドツールも、探してみると1,000円せずに購入できます。

もしもお住まいの自治体のスプレー缶の捨て方のルールで、穴を開ける必要があるなら1つ用意しておくといいかもしれませんね。

 

まとめ

今回は「中身の入ったスプレー缶の捨て方」について、安全なガス抜き方法と正しい捨て方を手順を追いながら紹介してきました。

中身の入ったままのスプレー缶をゴミの日にそのまま出すのは、中身のガスに引火して爆発事故を引き起こす原因になり、収集作業員の方に命の危険に晒すことになりますから絶対にやめましょう。

整髪料やデオドラントのスプレー、カセットコンロのLPガスなどのスプレー缶なら、そのまま空気中に出し切ることで簡単に捨てることができそうです。

塗料や古いタイプの殺虫剤を出し切るときは、スプレー缶の中身をゴミ袋に入れたボロ布や新聞紙、トイレットペーパーに吸わせるように出し切り捨てる方法がおすすめです。

スプレー缶の中身を吸わせたボロ布や新聞紙は「可燃ごみ」として捨てられます。

いずれの場合も安全第一を心掛けてください。中身の入ったスプレー缶の捨て方で一番大切なことは、自分の安全や周囲の安全を確保するために、火の気のない屋外の風通しのいい場所で作業することです。

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