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夜泣きの原因と対策!やってはいけない夜泣きの対処方法とは?

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赤ちゃん夜泣き

毎晩のように続く赤ちゃんの夜泣き

夜中に何度も起こされ、ママやパパも心身ともに疲れ果ててしまいます。

我が家の2人の男の子の場合、長男は夜泣きが本当に酷くて、連日の寝不足がとても辛かったのですが、なぜか次男は夜泣きに悩まされた思いがありません。

夜泣きとは一般的に、乳幼児期の子供に見られる「原因のわからない泣き方」を指すとされるように、原因がはっきりわからないが故に、赤ちゃんの夜泣きが深刻な悩みであることに共感します。

今回は、赤ちゃんの夜泣きの原因にも繋がる赤ちゃんの睡眠の特徴や対策やってはいけない夜泣きの対処方法について、個人的な実体験も交えながら紹介していきたいと思います。

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夜泣きとは?

そもそも夜泣きとは?から始めますが、じつは夜泣きに医学的にな明確な定義がありません。

およそ生後4ヶ月くらいから1歳半までの乳児の子どもが夜中に突然と目覚め泣き出すことを指していて、新生児が夜中に空腹を訴え授乳で満腹になり泣き止むことは、一般的には夜泣きと見なされません。

夜泣きの激しさの程度は、何度も起きて泣いたり、長い時間泣いたりと個人差が大きいですが、いったん夜泣きが始まるとなかなか泣き止まず、寝付くまでの時間や毎晩のように続くことが多いです。

赤ちゃんの夜泣きは、パパ・ママを睡眠不足とさせるだけでなく、近隣のご家庭に迷惑をかけてしまっているのでは?との心配がストレスにもなりかねません。

その一方、我が家の次男のように寝付きがよく、ほとんど夜泣きに悩まされることなく育つ子どももいます。

 

夜泣きの原因!赤ちゃんの睡眠の特徴とは?

赤ちゃん睡眠

一般的に「原因のわからない泣き方」されるように、夜泣きの原因ははっきり解明されていませんが、いくつかの内容が考えられます。

 

赤ちゃんは体内時計が未発達

私たち大人は体内時計によって、朝がくれば目覚め、夜になると眠くなるという生活リズムを維持していますが、生まれて間もない赤ちゃんは体内時計が徐々に発達していく過程にあり、睡眠のサイクルの狂いから、夜中に目覚めてしまうことは不思議ではありません。

昼間は明るい環境下で過ごし、夜は明るすぎない静かな環境で過ごすという生活のリズムを掴みながら、赤ちゃんの体内時計は徐々に整っていきます。

 

赤ちゃんは眠りの浅いレム睡眠の回数が多い

先の体内時計と同じく、赤ちゃんは睡眠のサイクルも未発達です。

私たち大人も睡眠中に、眠りの浅い「レム睡眠」と眠りの深い「ノンレム睡眠」が繰り返されているのはご存じのとおりです。

大人の睡眠は、レム睡眠とノンレム睡眠を約90分~120分のサイクルで繰り返されています。その構成は、レム睡眠が約60分~80分でノンレム睡眠が10分~30分とされ、1つの睡眠周期となります。

赤ちゃんの場合、大人と比べると全体的に眠りが浅く、眠りの浅いレム睡眠と眠りの深いノンレム睡眠のサイクルも短くなります。

つまり、眠りの浅いレム睡眠が何度も繰り返されることで、赤ちゃんは夜中に目を覚ましやすくなるのです。

 

赤ちゃんが感じる体の不快感

夜泣きに関わらず、赤ちゃんはオムツの不快感や部屋の暑さや寒さ、空腹感や喉の渇きなどを不快と感じると泣いて知らせています。

夜泣きはこれら体に感じる不快感に加え、寝室の暗さや音怖い夢を見たり、お腹が痛いなど実際に体調が悪いことも原因と1つと考えられます。

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夜泣き対策!効果的な対処方法は?

子育て中のパパ・ママの多くが経験される、赤ちゃんの夜泣き。ここでは個人的な実体験も交えながら、夜泣き対策として効果的な、おすすめの6つの対処方法を紹介していきます。

 

生活リズムを整える

赤ちゃんの夜泣き対策に「絶対的な正解」などはありませんが、赤ちゃんは体内時計が未発達なだけに、できる限り生活リズムを整えてあげたいですね。

私たち大人も、夜になると眠くなるのはメラトニンというホルモンの働きにあるのですが、メラトニンは朝の光を浴びた14時間~16時間後に分泌が高まるとされています。

例えば、朝7時に目覚めて太陽の光を浴びることで、夜9時~11時に自然と眠くなることになります。

朝起きたら赤ちゃんの部屋のカーテンを開け、自然の太陽光を取り込みましょう。午前中はベビーカーで散歩に出たり、部屋でハイハイなど明るい環境でカラダを動かせるのがいいですね。

一方、夜はメリハリをつけ睡眠モードに入れるよう、明る過ぎず静かな環境で過ごさせてあげたい。

夜に強い光を浴びることは、体内時計を遅らせてしまいます。これは本来、私たち大人にもいえることなのですが、テレビやスマートフォンの強い光を避け、寝室は暗くしましょう。

 

寝室は豆電球も消す?

豆電球

小さな光であっても、赤ちゃんには明るく刺激になるので、寝室の照明は豆電球も消して赤ちゃんの視界に光が入らない方がいいと紹介されることが多いです。

しかし私個人の意見としては、小さな豆電球の明かりこそ、赤ちゃんの不安を和らげるものではないかと思っています。

大人の場合「私は真っ暗でないと眠れない」という人は少なくありませんが、私は子どもの頃から豆電球の明かりもない「真っ暗な部屋」は目を覚ましたときに不安でしかありません。

赤ちゃんが夜中に目を覚ましたとき、何も見えない「真っ暗」な部屋より、豆電球の弱い光で回りを見ることができる方が安心するのではないかと思うのです。

 

抱っこしてあげる

定番の対処方法ではありますが、夜泣きが止まらないときは抱っこしてあげましょう。

抱っこは赤ちゃんの気持ちが安心するだけでなく、抱っこすることでオムツや汗かきの状態などを感じとることができる、一番のスキンシップに違いありません。

縦抱きや横抱きなど抱っこの好みに違いもあるでしょう。親の胸に、うつ伏せで寝かせるようなスタイルの抱っこが好きな赤ちゃんもいます。

 

授乳

新生児が夜中に空腹を訴え授乳で満腹になり泣き止むことは、一般的に夜泣きとはみなされないとはいえ、生後6ヶ月~9ヶ月頃の赤ちゃんでも、夜中に1~2回空腹感から泣く場合もあります。

実際、授乳は「抱っこ」よりも、満腹感もあいまって「心の安定剤」のような働きもあり、赤ちゃんが早く泣き止んでくれる可能性は高い方法です。

但し、夜泣きのたびに授乳を繰り返すことは、授乳なしでは泣き止んで寝てくれなくなったり、卒乳じたいが遅くなることも考えられます。

 

オムツを交換する

オムツが排泄物で汚れたり長時間の使用で蒸れたりすることで、赤ちゃんは不快感から夜泣きすることがあります。

オムツの状態を確認してみましょう。夜泣きとはいえ、赤ちゃん自身は眠いはずなので、部屋の電気を急に明るくすると驚いて余計に泣いてしまうことになりかねません。

私個人が、最初から弱い明かりの豆電球を点けておいた方がいいとする理由の1つでもあります。

 

抱っこしながら屋外を歩く

何をやっても泣き止まないときは、思い切って抱っこやおんぶをして外を歩くこともおすすめ。

私たち人間も含まれる哺乳類の子どもには「輸送反応」と呼ばれる本能によって、抱っこされた状態で移動することで心拍数が下がりリラックスすることが研究によって証明されています。

さらに、屋外に出て違う空気感や音に触れることで気分が変わり、泣き止む可能性もあります。

我が家の長男の夜泣きでは、まさに「抱っこしながら屋外を歩く」が効果的でした。

賃貸アパートの近くの線路・踏切まであやしながら歩いていき、電車が通過する音や踏切のカンカン音が効いたのでしょうか。不思議と泣き止み寝付いてくれました。

 

赤ちゃんに近く・同じ高さで寝る環境作り

赤ちゃんとパパ・ママが同じ高さで寝る環境

私個人としては、赤ちゃんの夜泣き対策に「赤ちゃんとパパ・ママ(親)が同じ高さで寝る」ことをおすすめしたいと思います。

さまざまな育児サイトを覗いても、赤ちゃんと親の寝る位置・高さに触れた情報はなかなか見られませんよね。

記事の冒頭で、「我が家の2人の男の子の場合、長男はほんと夜泣きが酷くて、連日の寝不足がとても辛かったのですが、なぜか次男には夜泣きに悩まされた思いがありません」と紹介しました。

長男と次男の夜泣きの差を思い返すと、大きな違いが赤ちゃんとパパ・ママ(親)の寝ている位置・高さが大きく違ったのです。

夜泣きが酷かった長男の場合、赤ちゃんは畳の上に布団を敷いて寝かせ、パパ・ママ(親)は40㎝ほどの高さのベッドで寝ている環境でした。

私のトラウマもあって寝室には豆電球が灯ってましたが、これでは赤ちゃんが夜中に目覚めたときにパパ・ママ(親)の姿を見ることができず不安で堪らなかったのだと想像します。

一方、夜泣きに悩まされた記憶のない次男の場合は、親が寝るベッドとほぼ同じ高さの「ベビーベッド」に寝かせていました。そのベビーベッドもママが寝ているすぐ傍という環境。

まさに、上の写真のような感じ。

この赤ちゃんとパパ・ママが同じ位置・高さという環境が、夜中に赤ちゃんが目覚めた場合も「ママがすぐ近くにいる」という安心感に繋がったいたのではないかと思うのです。

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やってはいけない夜泣き対策!

赤ちゃんの夜泣きは、パパ・ママが寝不足になるだけでなく、隣近所へ迷惑をかけてしまっているのではないかと心配も尽きませんよね。

夜泣きが始まると、ついつい焦ってしまいがちです。

 

赤ちゃんの様子を見守るのも一つの手

赤ちゃんは私たち大人よりも、一晩の間に浅い眠り(レム睡眠)と深い眠り(ノンレム睡眠)多く繰り返しています。

これまで紹介したように、空腹感やオムツの不快感などが夜泣きの原因の1つと考えられますが、単に眠りが浅くなったときに大人でいう「寝言」のように泣くこともあるといいます。

そんな場合は、抱っこしてあやすことが逆効果になるかもしれません。

浅い眠りのタイミングで赤ちゃんが泣くたびパパ・ママが起きてあやしていると、それが当然の習慣となってしまいます。

集合住宅など、周囲への影響も心配されるかもしれませんが、赤ちゃんの安全も確認した上で少しの時間、様子を見守るのも一つの手です。

 

赤ちゃんを揺さぶる

夜泣きが酷いと、パパ・ママもストレスから、赤ちゃんを抱っこしながら揺さぶったり、背中をポンポン叩くときも強くなってしまいがち。

たしかに、抱っこしながら揺さぶると泣き止む赤ちゃんが多いのは事実ですが、赤ちゃんは頭を強く揺さぶられると「揺さぶられっこ症候群」など脳に損傷が起こす危険性があります。

 

夜泣き対策で絶対にやってはいけないこと!

疲れているママ

これまで赤ちゃんの夜泣きについて、原因として考えられる睡眠の特徴や夜泣きの対策・対処方法を紹介してきましたが、「絶対にやってはいけないこと」とはどんなことだと思いますか?。

それは、パパ・ママが頑張り過ぎて自分を追い詰めてしまうことです。

夜泣きはパパ・ママが寝不足になるだけでなく、隣近所へ迷惑をかけてしまっているのではないかと心配も尽きないと思います。

しかし、毎晩のように続く夜泣きに対応し、カラダの疲れにストレスが加わり「育児ノイローゼ」を発症してしまう例も少なくないのです。

今現在悩まされている夜泣きも、多くは赤ちゃんの成長とともに収まってきます。赤ちゃんの夜泣きは「あって当然」とある程度割り切って肩の力を抜くことも必要だと思います。

 

まとめ

赤ちゃんの夜泣きは一時的には仕方ないことで、いつかは収まるものだと割り切ることも大事です。

私が2人の子どもの夜泣きに悩まされたのは、もう20年近く前のことになります。毎晩のように泣きじゃくる我が子にどう対策したらいいか悩んだ頃を懐かしく思い出します。

当時、育児の中心はママでしたが、夜泣きの対処はパパと分担して乗り切りました。

記事中で体験談として紹介しましたが、次男が生まれた際、パパ・ママのベッドとベビーベッドを同じ目線となる高さとなった環境が、夜泣きに悩まされずに済んだ理由だったもしれません。

ぜひ参考に、お試し下さればと思います。

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