チョコレートが大好きでついつい食べ過ぎてしまった子供の頃、「チョコレートを食べすぎると鼻血がでるよ~!」なんて注意されていた記憶があります。
最近は、高カカオチョコレートなど健康志向の商品も人気のように、子供から大人まで幅広い年代に愛されていますよね。
とはいえ、赤ちゃんや小さなお子さんをもつママ・パパたちが悩むのが、やはり…
「チョコレートは何歳から食べさせられる?」
虫歯や糖分の量、あるいはアレルギーの有無なども心配ですものね。
・チョコレートは何歳から食べさせられる?
・おやつのチョコレートの目安量は?
・アレルギーとか大丈夫?注意点は?
今回は、このあたりを中心にわかりやすく1つ1つ見ていきましょう。
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チョコレートは何歳から食べさせられる?!
チョコレートは何歳から食べさせられる?
この疑問になんらかの線引きがあったらズバリわかりやすいのでしょうが、チョコレートは「何歳になったら食べられる」とか「何歳までは食べられない」という絶対的な基準がないのが実情です。
なぜなら、実際に赤ちゃんから小さいお子さんにチョコを与えて、その後の健康状態を調査するような実験など倫理的に許させれないからです。
チョコレートはいつから、何歳から食べさせるかは、パパ・ママが判断するしかないのです。
ただし、チョコレートはあくまで嗜好品であり、ご飯や野菜、お肉など成長のため、健康のために食べなければならない食品ではないので、無理に与えずとも栄養不足の心配はありません。
チョコレートは1歳半くらいから少しづつ
消化器官が未発達な赤ちゃんに、砂糖を含む食品はカラダへの負担が大きくなります。少なくとも、離乳食期である1歳半くらいまではチョコレートを食べさせるのは控えた方がいいでしょう。
それ以降にチョコレートを食べさせる場合も、パンやクッキーに練りこまれているような少しの量にとどめておくのがベターですし、板チョコなど本格的なチョコレートを食べさせるのは3歳以降にするのがベストです。
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おやつに食べさせるチョコレートの目安量は?
離乳食期を終え、5歳までの幼児期のおやつにチョコレートを食べさせる場合、板チョコなら1片~3片(20~60kcal)くらいがいいでしょう。
一般的に幼児期のおやつ(間食)の目安量は、1日あたりの総摂取カロリー量のおよそ10%~15%程度とされています。
たとえば、3歳~5歳のお子さんの1日あたりの総摂取カロリー量はおよそ約1300kcalとされていますので、おやつ(間食)の摂取カロリーの目安量は130kcal~195kcalほどになります。
おやつには、チョコレート以外にもバナナやクッキー、一緒に牛乳を飲んだりもしますよね。チョコレートを食べさせる量は、それらのカロリーも加味して加減してあげることも大切です。
幼児期にチョコレートを食べさせるときの注意点!
先にも紹介したように、幼児期でも板チョコなどチョコレート菓子を食べさせるのは3歳以降にするのがベストです。
子供の味覚は3歳までに土台が作られるといわれ、早い段階で味の濃いものを食べる習慣がつくと、薄味の食事を嫌ったり、大人になっても濃い味付けを好むことに繋がるといわれます。
ここからは、幼児期にチョコレートを食べさせるときに気をつけたい注意点をピックアップしていきます。
チョコレートは虫歯に要注意!
チョコレートを食べさせるとき、まず気をつけたいのが虫歯。
チョコレートは歯にこびりつきやすく、歯に残ってしまうので虫歯の原因になりやすいお菓子です。
チョコレートを食べさせるときは、一緒に水や麦茶を飲ませたりするなど口の中にチョコレートを残さないようにしたり、食べたあとは奥歯の溝までしっかり歯磨きしてあげましょう。
食物アレルギーに要注意!
チョコレートも、食物アレルギーに十分に注意する必要がある食べ物です。
チョコレート菓子の多くの商品は、粉乳を混ぜまろやかな味わいが作られています。牛乳アレルギーがあるお子さんは少量の粉乳でも反応する恐れがあります。
また、チョコレートの原料のカカオは、食品表示法に於ける一般用加工食品(アレルゲン)の特定原材料(義務表示)7品目や、特定原材料に準ずるもの(推奨表示)21品目に含まれてはいませんが、アレルギーを起こす可能性があるといわれています。
食物アレルギーをもつ家系では、とくに幼児期の間にチョコレートを食べさせるのは控えたておいた方が間違いないかもしれません。
参考:東京都福祉保健局|食品衛生の窓|一般用加工食品(アレルゲン)
チョコレートは依存性が強い!
チョコレートは依存性が強いので、お子さんに一度食べさせると「もっと、もっと」と欲しがりますが、食べさせ過ぎないように注意しましょう。
チョコレートにかかわらず甘いものや味の濃い食べ物は依存性が強いものですが、チョコレートに健康を害するほどの依存症(中毒症)が生じる心配はおよそありません。
とはいえ、甘いものは「やみつき」になることは大人の私たちも実感するように、必要なエネルギー量を十分摂っているのに食べたくなるものなのです。
依存症(中毒症)の心配はないとはいえ、チョコレートを食べ過ぎてしまうと、肝心のご飯を食べられなくなってしまいます。
チョコレートにかかわらず、おやつを食べさせる時間、量、回数をきちんと決めておくことも大切ですね。
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子供にチョコレートを食べさせる健康面のメリット
チョコレートは味や香りを楽しむ嗜好品でありながら、適当な時間に適量を守って食べさせることで、お子さんの健康面にメリットも期待できる食品にもなります。
なにより、チョコレートは「虫歯になりやすい」とか「太る」といったネガティブな印象も持たれがちでしたが、最近ではカカオポリフェノールやミネラルなどの働きをメリットとする商品もたくさん紹介されていることからもわかります。
カカオポリフェノール
チョコレートに含まれるカカオポリフェノールは、カカオ豆を主原材料とするチョコレートならではの代表的な栄養成分。
免疫力・抵抗力を高める抗酸化作用の働きで、体内に活性酸素を増やすことで、子供に流行りやすいウイルス感染症や風邪などを予防する効果が期待されています。
ミネラル類
チョコレートには、カルシウムやマグネシウム、鉄分や亜鉛・リンなどミネラル類も豊富に含まれています。
ミネラルは「無機質」とも呼ばれ、炭水化物・脂質・たんぱく質・ビタミンと並ぶ五大栄養素の1つで、血液や骨、歯などのカラダ作りに不可欠な成分です。
食物繊維
お子さんの便秘が悩みというパパ・ママも多いですよね。
チョコレートに含まれる不溶性食物繊維のリグニンが、腸のぜん動運動を促し、便がスムーズに排泄されるといわれます。
チョコレートは少なからず、お子さんの腸内環境を整えることにも役立ちそうです。
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まとめ
今回は「チョコレートは何歳から食べさせられる?!」をメインテーマに、おやつに食べさせる目安量や注意点を紹介してきました。
チョコレートは何歳から食べさせられるのか?、そこに絶対的な基準がないのが実情で、パパ・ママの判断に委ねられるもの。
チョコレートはあくまで嗜好品であり、消化器官が未発達な赤ちゃんはもちろん、少なくとも1歳半くらいまでの離乳食期の間はチョコレートを食べさせるのは控えるのが無難です。
それ以降もパンやクッキーに練りこまれているくらいの少量にとどめ、板チョコなど本格的なチョコレート菓子を食べさせるのは3歳以降になってからがベストでしょう。
乳幼児期のお子さんにチョコレートを食べさせるときには、依存症(中毒症)の心配はないとはいえ、チョコレートを食べ過ぎてしまうと、肝心のご飯を食べられなくなってしまいます。
チョコレートにかかわらず、おやつを食べさせる時間、量、回数をきちんと決めておくことも大切ですね。
チョコレートを食べさせるなら、気をつけたいのが虫歯。
チョコレートは歯にこびりつきやすく、歯に残ってしまうので虫歯の原因になりやすいお菓子ですから、一緒に水や麦茶を飲ませたりするなど口の中にチョコレートを残さないようにしたり、食べたあとは奥歯の溝までしっかり歯磨きしてあげましょう。