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新しい靴をおろすとき夜はよくない?!迷信の理由と「おまじない」

更新日:

洋の東西を問わず、迷信って多いですよね。

しかし、迷信とはわかっていても…ついついその気になって行動してしまうのが、なんか人間の性(サガ)でしょうか。
私なんか、すぐ行動に移してしまいます(笑)。

ところで、「新しい靴をおろすとき夜はよくない」という迷信、ご存じですか?。

先日、近所の方のお通夜に行くとき、父がなぜかボソッと言った言葉なんです。

それには「おまじない」もあるんだけどさ、なんてことまで…。

実は私、ぜんぜん知らなかったんです。

そこで今回は、「新しい靴をおろすとき夜はよくない」という迷信の理由と、どうしてもの時の「おまじない」についてまとめてみました。

 

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「新しい靴をおろすとき夜はよくない」という迷信のキーワードは「死」?

実は、「新しい靴をおろすとき夜はよくない」という迷信の背景には、「人の死」が関係しているようなんです。
ここでは、3つの具体的な理由をご紹介します。

 

新しい靴をおろすとき夜はよくない理由その1:お葬式

昔、と言っても江戸時代の頃のようですが、その時代から「新しい靴をおろすとき夜はよくない」と言われるようになったとか…。

それは、「夜、新しい靴を履く=死者」ということらしいんですね。

江戸時代には、まだ街灯はありませんでした。
ですから、 街灯がない夜の道を歩くのはかなり危険なことで、よほどのことがない限り、夜外出することはなかったようです。

このよほどのことが「お葬式」
とくにお通夜には、新しい靴を履いて出かけていたとか…。

そのため、夜に新しい靴をおろすのは縁起が悪いとされたようです。

 

新しい靴をおろすとき夜はよくない理由その2:長旅

「新しい靴をおろす」というと、「長旅」を連想させます。

例えば江戸時代では、長旅をする方は、新しいわらじなどを使用しますね。
現代でも、旅行に出かけるために、靴を新しくする方もいらっしゃるでしょう。

私が思うに、昔は「長旅に出る」ことは、かなりの期間家を留守にするだけでなく、道中の安全性にも心配が多かったのだと思います。

お葬式も、それと同様です。
お葬式は、死者に新しいわらじ(靴)を履かせて、極楽浄土への旅路に出す儀式ですので、その点からも縁起をかつぐことになったのかな…と思いました。

 

新しい靴をおろすとき夜はよくない理由その3:夜逃げや犯罪

夜は、緊急事態だけでなく、うしろめたいことをすることをするチャンスでもあります。
それは、「夜逃げや犯罪」です。
それがおこるのが「夜」という認識があったんですね。

このように、「夜」という危険な時間帯に「新しい靴を履いて外出する」ということは、一般的に「危険な人」のイメージが強かったようです。

 

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新しい靴をおろすのはいつがいい?

それでは実際、新しい靴をおろすときは、いつがいいのでしょうか。

 

新しい靴をおろすときは「午前中」がいい!

新しい靴をおろすときは、午前中がいいようです。

またお葬式の話で恐縮ですが、昔、亡くなられた方の野辺送りが午後ということで、午後も避けた方がいいという話があります。

また、「新しいものは神様にお供えしてからいただくもの」という考え方が日本にはあります。
そのため、昔は、新しいものはなんでもまず神様にお供えをして、そのあとにいただくという習慣や考え方があり、今でもそれを守られていらっしゃる方は少なくありません。

「新しいもの=神様に御供え=一日の始まり」的な考え方があるのでしょうか。

 

玄関から出て履く

家の中から新しい靴を履くと、「お葬式の出棺の際のみ」靴を履いたまま玄関に降りることを連想させるので、縁起が悪いといわれています。

ですから、家から一歩出て、新しい靴に履き替えるといいでしょう。

 

大安や先勝の日におろす

日本では、縁起の良い日として「大安」や「先勝」がありますね。

とくに、新しいことを始めたり、お祝いごとをするときには、どうしても「お日柄」を気にしますが、そのような時に、新しい靴をおろすのはいかがでしょうか。

「縁起のいい靴」になるのでは?。

 

晴れの日を選んでおろす

新しい靴ですから、当然「晴れ」の日におろすのが一番です。
雨で汚れてしまうと悲しいですし、雨の日はどうも陰気臭く、気分は下がるのはイヤですよね。

新しい靴は晴れの日におろすと、気分的にもスッキリですし、幸先よく感じるでしょう。

 

新しい靴をみんなで踏む?

これには、ビックリしました。
海外ではよく行われることのようですが、日本でも行われているところがあるようです。

新しい靴を履いてきた知人がいれば、みんなで寄ってたかって?その靴を踏んでいく…。いや~痛そう!。

ちなみに、これは「早く足になじむように」という意味がありますが、他人に踏まれる前に、自分でちょっと汚してから出歩く方がよいかもしれませんね。

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どうしても新しい靴をおろすときが夜の時間になってしまう時は?!

では、どうしても新しい靴をおろすときが夜の時間になってしまう時、どうしたらいいのでしょうか。

ここでは、迷信と分かっていても気になる方のために、「おまじない」をお届けしたいと思います。

 

夜の時間に新しい靴をおろすときの「おまじない」!

では、縁起の悪さを「おまじない」で解決してしまいしょう!。
要は、おろした靴が新品でなければいいわけなので、少し汚れをつけることがポイントです。

例えば、
・水性ペンなどで印(×など)をつける
・ライターでちょっとあぶる
・靴底にツバをつける
・消したマッチのすすをつける。

昔から伝わるおまじないは、靴底に黒いものを塗るのがよいとされています。

例えば、かまどの灰、鍋についたすすや墨汁などです。

とくに「火」には、悪いものを追い払う力があると考えられています。
そのため、灰やすすは、厄除けに最適と言われていますが、今では、なかなか手に入りません。

そこでおススメなのが、マッチやライター、ボールペンなど手近にあるものでのおまじない。
これなら簡単ですよね?。

 

まとめ

昔の人は、とにかく迷信にうるさかったようですが、この科学の時代である現代でも、未だに生き続けているんですね。

「新しい靴をおろすとき夜はよくない」という迷信も、私たち日本人の体に染みついているようです。

かくいう私も、カラスの泣き声には敏感です!(笑)。

迷信を信じるか信じないかは皆さん次第ですが、気になる方は、ぜひ「おまじない」をおススメです。

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