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快適な湿度は何%くらい?夏季と冬季で違う?湿度100%とは?

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うっとおしい梅雨の季節がやってきました。

雨が降っては、晴れたりと「ムシムシ、ジメジメ」の不快な感じは、私たちを憂鬱にさせますね。

この現象は、気温と湿度に関係していることはご存じと思います。

そして、このバランスによって人間の体感温度が変わり、「快適・不快」の感覚が出るのですが、ここで疑問が二つ浮かびました。

それは、

「快適な湿度は何%くらいのこと?」
「湿度100%とは?」

ということです。

そこで今回は、この2つの疑問についてまとめてみました。
そして私たちが、快適な生活を送るために、湿度とどう向き合えばいいかを考えてみました。

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湿度ってどういうもの?

その前に…湿度ってどういうものでしょう?。

湿度というのは、空気中に含まれる水分の量を比率で示したものです。
雨が降った後などは、水が空気中に蒸発するために、空気の中に水分が多く含まれます。
そのため、湿度が上がります。

逆に、雨があまり降らない日が続くと、空気中の水分量が少なくなりますので、湿度は下がります。

このように、空気中の水分の割合により湿度は変わるわけですが、それに気温が関係して体感温度が変わります

例えば、「気温は26℃と低めだけど、何となくジトっとしたまわりつく暑さを感じた」「気温が18℃で肌寒いけど、お肌がカサカサする感じがする」などは、気温と湿度との関係を物語っているのではないでしょうか。

 

湿度には「相対湿度」と「絶対湿度」の2種類がある

ところで、湿度には「相対湿度」「絶対湿度」の2種類があります。

相対湿度とは、気象庁用語では、「相対湿度は水蒸気量とそのときの気温における飽和水蒸気量との比を百分率で表したもの」としています。

つまり、「ある時点の気温の空気の中にある水蒸気量と、その時の温度で最大に含まれる水蒸気量との比率」です。

一方、絶対湿度とは、「1kgの空気の中にある水蒸気の量」を示したものです。

普段、私たちが使っている湿度とは、相対湿度のことです。

 

快適な湿度は何%くらい?

季節によって、快適に感じる湿度はかなり変わってきます。

夏季なら50%から60%程度が理想と言われています。

しかし、70%を超えると多くの人が「蒸し暑い」と感じるようになります。

これに対して、季なら40%から50%が快適な湿度といえるでしょう。

そして40%以下になると、夏季と同様に「乾燥している」と感じるようになります。

 

湿度100%とは?

湿度100%とは「空気の中に持ちこたえられる水分量が100%になった状態」のことです。

空気が含める水分の量は、温度によって決まっていますので、気温が高ければ高いほど水分量は多くなりますが、実際、湿度が100%のところは「雲」の中と言われています。

ですが、雲の中でも、100%を超えた水分があると、ホコリなどに付着して「雲粒」になり、この「雲粒」が大きくなって「雨粒」になり雨となって落ちてきます。
気になるのは、雨の日です。

よく雨の日は湿度100%という話も耳にしますが、雨は大気中の溶け切らなくなった水分が、周辺の塵などにくっついて降ってきますので、上空は100%でも、地上では土砂降りでも90%程度ともいわれています。

この話を聞くと、雲の中は湿度が100%でも、実際の地上では100%とは言えないようですね。

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季節によって湿度を上手に調節して快適な生活をおくりましょう!

私たちの家の中での「ダニやカビ」は、湿度が50%以上で繁殖をはじめ、60%を超すと急にその数が増えます。

これらが繁殖すると、アレルギーや食中毒などの原因になることがあります。

また、その反対に、湿度が下がりすぎて40%以下になると、今度はウイルスやバクテリアが増加するのです。

インフルエンザの流行はそのよい例でしょう。

このように、気温と湿度のバランスによっては様々なトラブルが生じる場合があります。

そのため、湿度の変化の大きい日本では、特に「夏季と冬季の湿度の調整を、どのようにコントロールするか」が、私たちの健康に影響を及ぼす大きな問題となっています。

もし、湿度を落としたい場合は、次の方法を実施してみてはいかがでしょうか。

それは、

・換気をする
・新聞紙を敷く
・家庭のエアコンの「除湿」「ドライ」機能を使う
・販売されている除湿剤を使用する
・除湿器を使う

などです。

この機能を上手に使用するとダニやカビによる健康被害などを予防することが期待できます。

反対に、冬季では、ウイルス対策のためには、活動が少なくなる50%弱の湿度を維持しなければなりません。

そんな時に実施してほしい方法は次の通りです。

・霧吹きをする
・お湯を沸かして置く
・水を入れた洗面器やバケツなどを置く
・観葉植物を置く
・濡れタオルや洗濯ものを暖暖房している部屋にほす
・加湿器を使う

これらは一例です。参考までに。

 

まとめ

いかがですか。
「湿度が私たちの生活に影響を及ぼすか」を知ることは、私たちの生活を快適に過ごすための方策だけでなく、健康被害を未然に防ぐことにつながると考えます。

特に、お子さんや高齢者の方がいらっしゃるご家庭では、湿度の調整は不可欠でしょう。

今では、コンパクトな乾湿計が販売されていますので、それを活用すると簡単に意識化できますね。

皆様も是非、湿度に関心を持たれて、ご家族の健康維持につなげていただければと思います。

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