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豚肉の消費期限切れはいつまで食べられる?1日~2日は大丈夫?見分け方と保存方法!

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豚肉

お買い得商品で買った豚肉も一度で使い切れずに、気づけば「消費期限が切れてしまった」という経験がありませんか?。

賞味期限と消費期限の違いは、かなり消費者の間にも浸透されてきましたし、私たちもお買い得商品を選ぶときの、1つの判断材料になっていると思います。

ただ、昔から「豚肉はよく火を通して食べた方がいい」とか、「生焼けの豚肉はよくない」といわれていることもあって、豚肉の消費期限切れにはかなりシビアに感じていらっしゃると思います。

たしかに、消費期限切れの豚肉は、食中毒などカラダに危険を及ぼす可能も否定できないので決しておすすめはできるものではありません。

とはいえ、消費期限を1日~2日過ぎたくらいの豚肉なら食べられるのでは?、大丈夫なのでは?と思うことも不思議ではありません。

いったい、消費期限が切れた豚肉はいつまで食べられるのでしょう。そこには「食べられるか?」の見分け方と、長持ちさせる保存方法が大切なポイントになります。

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消費期限切れの豚肉はいつまで食べられる?大丈夫?

消費期限切れの豚肉は、安全に食べることが保証された期間が過ぎたものですから、基本的に食べることをおすすめすることができないことはご理解下さい。

さすがに消費期限から1週間も過ぎてしまったら諦めざるを得ませんが、1日~2日過ぎたくらいの豚肉なら食べてられるのでは?、大丈夫では?と思われることでしょう。

食べられるのであれば、もったいないですものね。

自己責任にはなってしまいますが、消費期限切れの豚肉でも食べられるかの見分け方があります。

 

豚肉に表示される消費期限と賞味期限の違い

生の豚肉は生鮮食品として、消費期限や賞味期限を表示することが定められています。

> お肉の表示ハンドブック - 全国食肉事業協同組合連合会 <

生の豚肉の場合の多くは、基本的に消費期限で表示されていますが、ブロック肉は保存温度によっては比較的に日持ち(長持ち)するとされ賞味期限が表示されている場合もあるようです。

その昔、私たち消費者が「食べられる?食べられない?」の目安は商品に記載された「賞味期限」を頼りにされていましたが、近年は「消費期限」が注目されるようになりました。

賞味期限:美味しく食べられる期限
消費期限:安全に食べられる期限

この賞味期限と消費期限の違いについては、消費者の間でもかなり浸透してきたと思いますし、私たちもお買い得品を選ぶときの、1つの判断材料にするようになったのではないでしょうか。

 

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繰り返しになりますが、消費期限切れとは食品メーカーが設定した「安全に食べられる期限」が過ぎている状態ですから、基本的に食べることをおすすめすることはできません。

とはいえ、消費期限切れから1日~2日過ぎた豚肉でも食べられるのであれば捨てるなんてもったいないですよね。

あくまで自己責任の範疇になりますが、消費期限切れから1日~2日過ぎたくらいの豚肉なら、食べられるか?大丈夫か?の見分け方があります。詳しく探っていきましょう!。

 

消費期限切れの豚肉が食べられるかの見分け方!

消費期限切れの豚肉の見分け方

消費期限切れから1日~2日過ぎた豚肉が、食べられるか?大丈夫か?を判断する、見分け方のポイントは見た目と匂いにあります。

豚肉の鮮度をチェック!

➀ドリップが多くないか?
➁赤身が灰色や黒っぽくなっていないか?

➂異臭がないか?
➃ネバネバ糸を引いてないか?

 

見た目のポイント!

新鮮な豚肉なら、パックを傾けても「ドリップ」と呼ばれる血や肉汁はほとんどないものですが、消費期限が切れドリップが多い豚肉は鮮度が落ちている可能性が高くなります。

色や匂いに問題がなければ、まだ食べられるかもしれません。

新鮮な豚肉は淡いピンク色ですが、時間の経過とともに灰色っぽくなってきます。明らかに黒っぽく変色した豚肉は腐っている可能性が高く食べられないと判断すべきです。

スーパーの食肉コーナーで見る豚肉の淡いピンクを基本として、色の変化を見分けましょう。

また、糸を引くほど粘りのある豚肉は間違いなく腐っている証です。

迷わずに、食べられないと判断して処分するしかありません。

 

匂いのポイント!

不快に感じる匂いは人によって異なります。

たとえば、豚肉特有の獣臭を不快に感じることもあるでしょうが、傷みが進んだ豚肉からは、酸っぱい臭いやアンモニア臭がします。

また、加熱調理したときにも豚肉特有の甘い香りではなく不快な異臭を感じることでしょう。

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消費期限切れの豚肉が腐りだすのはいつから?

食品メーカーが設定した消費期限が切れた豚肉。あくまで自己責任にはなりますが、実際にはすぐに食べられなくなるものではなさそうです。

ここからは、特段手を加えず冷蔵庫で保存した場合の豚肉の状態を、消費期限切れからの経過日数ごとに見ていきましょう。

段々と、食べられない状況になることがお分かりいただけると思います。

 

消費期限切れから1日~2日後の豚肉の状態

消費期限切れから1日~2日後の豚肉でも、冷蔵庫で保存されているのであれば、およそ以下のような「ほぼ問題ない」に近い状態と思われます。

・ドリップも少なく肉の色はピンク色
・匂いの変化もない(異臭がしない)
・味の変化もない

消費期限切れの豚肉も冷蔵庫で保存されていれば、1日~2日なら基本的には食べられる状態にあるでしょう。

ただし、調理前に豚肉の見た目や匂いの変化の有無の確認は必須です。

また、大丈夫だろうと判断して調理したあとも、実際に食べてみて味に違和感がある場合には食べることをやめて捨てる判断も必要です。

ブロック肉やスライス肉と比べ、ひき肉の消費期限は短く設定されています。ひき肉については、よりよく確認する必要があります。

 

消費期限切れから3日~4日後の豚肉の状態

消費期限切れから3日~4日後の豚肉は、たとえ冷蔵庫で保存されていても鮮度は大きく低下し腐敗が始まってきます。

・豚肉の色が悪くなっている
・豚肉の表面がヌメヌメしている

豚肉の見た目に少しでも変化を感じた場合、雑菌が繁殖し腐敗が始まっている可能性が高まります。

ブロック肉などであれば、色の悪い部分などを切り落として食べることも可能でしょう。もしも調理前に匂いの違いを感じたり、調理後の味がいつもと違うと感じる場合は、残念ですが食べることをやめるべきでしょう。

 

消費期限切れから1週間後豚肉の状態

消費期限切れから1週間以上過ぎた豚肉は、自己責任など考えず、迷わず食べずに捨てるべきといえます。

消費期限切れから1週間以上過ぎた豚肉は、以下の状態になっていることでしょう。

・ドリップが出ている
・肉の色が悪く灰色や緑色になっている

・肉の表面がヌメヌメ・ネバネバして糸を引く

・アンモニア臭や酸っぱい臭いがする

消費期限切れの豚肉に対し、少しくらい腐っていても「加熱調理したら大丈夫!」と思われている人も少なくありませんが、消費期限切れの豚肉には「食中毒」に繋がるさまざまな菌が潜んでいる可能を忘れてはいけません。

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豚肉が原因で起こる食中毒!

豚肉による食中毒の原因の多くがサルモネラ菌。10℃以上の環境下で増殖しやすく、2~3時間以上放置することで食中毒が繋がるリスクが生じるといわれます。

十分な加熱調理で予防できるとされますが、とくに免疫力の低い高齢者や小さなお子さんの場合は注意が必要です。

生の豚肉を触ったあとは、手洗いする前にあちこち触れないように注意するようにしましょう。

サルモネラ菌以外にも、豚肉には食中毒の原因となり得る菌が潜んでいます。

・カンピロバクター菌
・エルシニア菌
・E型肝炎ウイルス
・トキソプラズマ(寄生虫)
・ウエルシュ菌

豚肉による食中毒の主な原因となるサルモネラ菌をはじめ、ほとんどの食中毒の原因菌は75℃以上で1分以上加熱することで死滅するとされていますが、高温でも死滅しないウエルシュ菌なども存在すので、賞味期限切れの豚肉でも「加熱調理すれば大丈夫」と安易に考るのは危険です。

豚肉による食中毒のリスクを避けるためには、パックに表示された消費期限内に使い切るのが間違いなくベストです。

とはいえ、表示された消費期限内に食べきれない場合もあるでしょう。

ここからは、お買い得商品で買った豚肉を日持ちさせる・長持ちさせる保存方法を見ていきたいと思います。

 

豚肉の消費期限を延ばせる上手な保存方法!

豚肉保存方法

スーパーなどで購入した豚肉も、当日調理に使わない場合や余ってしまった場合は、冷蔵庫の「チルド室」で保存するのがおすすめです。

チルド室は凍りきらない低温のスペースなので、加工食品をはじめ消費期限(日持ち)が短い食品全般の保存に適しています。

さらに、お買い得商品でまとめ買いした豚肉であれば冷凍保存で長持ちさせましょう。

 

豚肉を冷蔵庫のチルド室で保存する方法

➀豚肉をパックから取り出し、ペーパータオルなどで水気を拭き取りましょう。

➁空気が入らないようラップに包み、ジップロックなど保存袋や保存容器に入れます。

➂冷蔵庫のチルド室で保存。

お買い得品で買った豚肉が一度で使い切れずに消費期限切れとなりそうな場合でも、冷蔵庫のチルド室で保存することでパックに表示された消費期限より2日~4日長く日持ちさせることができます。

豚肉は外気に触れると雑菌の繁殖が進んでしまいます。

一度に使い切れないと判断した豚肉は、出来る限り早く保存するようにしましょう。

 

豚肉を冷凍保存する方法

お買い得品の豚肉も上手に冷凍保存すれば、1ヶ月ほどならおいしく食べることができます。

➀挽き肉や薄切り肉は1回分づつ小分けにしてラップ。

➁とんかつ用やステーキ用の厚切り肉は1枚づつラップ。

➂ジップロックなど保存袋や保存容器に入れ平らにします。

➃冷蔵庫の冷凍室で保存。

ちなみに、アルミやステンレスのトレイの上に置いて冷凍庫に入れると冷却効果が高まり「急速冷凍」してくれますよ。

このように、賞味期限切れになりそうな豚肉も冷凍保存することで、1ヶ月間ほどならおいしく食べることができます。

とはいえ冷凍期間が長くなると、冷凍焼けや臭い移りなどで味が損なわれてきますので、なるべく早めに食べるようにしたいですね。

また冷凍する前に冷凍保存する際、時間に余裕があるならば、調味料で下味をつけてから冷凍したり、とんかつやフライにする予定があるなら、パン粉までつけた状態までして冷凍しておくことは、解凍せずにそのまま揚げられるので調理の「時短」にも役立ちます。

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冷凍保存した豚肉の上手な解凍方法は?

冷凍保存した豚肉を解凍する主な方法は、

・流水解凍
・電子レンジで時短解凍
・冷蔵庫でゆっくり解凍

流水解凍は、少量のドリップ(血や肉汁)は出ますが、短時間で解凍することができる方法です。

短時間で解凍したい場合は電子レンジが一番なのですが、ドリップの量も多く、肉の旨味やたんぱく質など栄養素が逃げてしまうデメリットも大きくなります。

 

冷蔵庫でゆっくり解凍が一番!

ドリップが少なく、肉の旨味や品質を保ちながら解凍できる方法は、冷蔵庫でのゆっくり自然解凍です。

冷蔵庫のチルド室で6時間~24時ほど時間をかけ、低温下でゆっくりと解凍していきます。豚肉を使いたい前日から、冷凍庫からチルド室に移動させておくといいでしょう。

完全に解凍されずに半解凍な状態もあるでしょう。実際に調理する5分ほど前から、豚肉をチルド室から室温に置いおくのがベストからもしれません。

 

まとめ

今回は「豚肉の消費期限切れはいつまで食べられる?1日~2日は大丈夫?見分け方と保存方法!」をお題に進めてきました。

豚肉は使い勝手がいいので、スーパーで特売になっていたら多めに買っておきたい食材です。上手に保存しながら使えば食費の節約にもつながりますものね。

豚肉のパックに表示されている賞味期限や消費期限は、あくまで食品メーカーが設定した目安です。冷凍など上手に保存することで、消費期限を過ぎても1か月ほどはおいしく食べることができます。

記事の中で紹介した「消費期限切れの豚肉が食べられるかの見分け方!」も参考に、豚肉を賢く安全に、おいしく食べて下さればればと思います。

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