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ウイルス性胃腸炎!潜伏期間はどれくらい?かかったら何日休む?

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これから、秋から冬にかけて気温がグッと下がってくると、ウイルスや細菌などが活発になる嫌な季節となってきますね。

なかでも、小さなお子さんから高齢者まで幅広い年齢層がかかることの多い「ウイルス性胃腸炎」は、要注意な感染症といえるでしょう。

実際、数年前に私もかかってしまいひどい目にあいました…。

そこで今回は、これからの季節に流行しやすい「ウイルス性胃腸炎」に焦点をあて、その「潜伏期間」や、かかってしまったら「何日休む」かなど、基本であり、とても重要な情報についてまとめてみました。

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ウイルス性胃腸炎とは?

よく「ウイルス性胃腸炎」という言葉を多く聞きますが、厳密にいうと「感染性胃腸炎」と言います。

感染性胃腸炎には、ウイルスだけでなく細菌などが原因の疾患も含まれていますので、ザックリとした表現で言うと「感染性胃腸炎」の「ウイルス部門」ということになるでしょうか。

最近、毎年のように「ウイルス性胃腸炎」は、テレビなどでクローズアップされています。

ウイルスの種類によっては大流行することも珍しくないので、ホントに注意が必要です。

 

ウイルス性胃腸炎にも色々ある?

みなさんも、「ノロウイルス」「ロタウイルス」「アデノウイルス」という名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。
なにやら不思議?な名前のウイルスたちですが、これらのウイルスたちが、ウイルス性胃腸炎を起こし、私たちに悪さをする代表的な原因ウイルスなんです。

今回は、代表的なこれら3つのウイルス性胃腸炎について、それぞれの特徴をまとめてみます。

 

ノロウイルス胃腸炎とは?

ノロウイルスは、人の小腸の粘膜で増えるウイルスです。

昔は、「小型球形ウイルス」と言われていました。
ノロウイルスは、秋から冬(特に11月から3月)にかけて、大暴れをして胃腸炎を引き起こします。

ノロウイルスは、100個以下という少量の数でも発症します。
感染力がとても強いため、子ども達や高齢者の方々が集う、保育所や高齢者施設などでは、集団発生を引き起こしやすいです。
もちろん、ノロウイルスは頑強な大人であっても、油断をすると発症します。

つまりノロウイルス胃腸炎は、全年齢に感染するウイルス性胃腸炎と言えるでしょう。
抵抗力の弱い乳幼児や高齢者は、重症化しやすいのでより注意が必要です。

 

ノロウイルスの潜伏期間は?

ノロウイルスの潜伏期間(感染から発症までの時間)は、24~48時間と言われています。

ノロウイルス胃腸炎の主な症状は、吐き気、嘔吐、下痢、腹痛で、発熱は軽度です。
多くは、これらの症状が1~2日続いた後に治ります。

しかし、ノロウイルスに感染しても、発症しなかったり、発症しても軽い風邪のような症状の場合もありますので、本人が知らないうちにスルーしている場合もあります。

 

ロタウイルス胃腸炎とは?

ロタウイルス胃腸炎の場合は、3月から5月にかけて、特に乳幼児を中心に流行が起こるウイルス性胃腸炎です。

ロタウイルスの大きさは、ノロウイルスの2倍ぐらいの大きさ。また、感染者の下痢便1グラムの中に1000億から1兆個も含まれているというから驚きです。

ロタウイルスが口から入ることで感染して、とくに乳幼児では重症化する場合があります。

 

ロタウイルス胃腸炎の潜伏期間は?

ロタウイルスは、2~4日が潜伏期間(感染から発病までの期間)です。

症状としては、水のような下痢や嘔吐が繰り返し起こります。
その後、重い脱水症状が数日間続いたり、発熱や腹部の不快感などもよくみられます。

合併症として、けいれん、肝機能異常、急性腎不全、脳症、心筋炎などが起こることがあり、死に至る場合もあります。

ですから、ママさんたちとしては、気が気でない胃腸炎ではないでしょうか。

ちなみに任意ではありますが、ロタウイルスによる感染症については、予防接種ワクチンがあり、乳幼児を中心に接種を受けることができます。

 

アデノウイルス胃腸炎とは?

アデノウイルス胃腸炎は、年間を通して発症する胃腸炎です。
つまりこちらは、いつでも感染する恐れがあるウイルスという事です。

一言で「アデノウイルス」と言っても50種類以上の型があり、そのすべてが胃腸炎を引き起こすわけではありませんが、数が多いだけに何回もかかる場合もあります。

通常は軽症で済むことが多いアデノウイルス胃腸炎ですが、赤ちゃんの場合などは重症化することもあります。

 

アデノウイルス胃腸炎の潜伏期間は?

多くのアデノウイルスは、体内の潜伏期間が5~7日です。

便や飛沫、直接接触により感染して、感染した場合、扁桃腺やリンパ節の中で増殖します。

症状としては、嘔吐、下痢、腹痛、発熱など。便の色が白っぽくなることがあります。
そして、この症状は、5〜6日程度続きます。

アデノウイルスは胃腸炎だけでなく、結膜炎、膀胱炎など、様々な症状を引き起こします。

たとえば、夏場にプールで感染することが多い「プール熱(咽頭結膜熱)」はアデノウイルスによるものとして有名です。

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ウイルス性胃腸炎にかかったら何日休むの?!

もしウイルス性胃腸炎にかかってしまったら…。

お子さんたちの場合は、原則「下痢・嘔吐などの症状が軽快」すれば登校が可能です。

子どもたちの状態によって日にちは異なり「何日休む」とは言い切れませんので、こちらを参考にしてください。

ところで、感染症になった時のお休みの基準に「学校保健安全法の出席停止基準」がありますが、ノロウイルスやロタウイルス、アデノウイルスなどの胃腸炎にかかった場合には、基本的には出席停止に該当しません。

ただし、重大な流行が起きた場合などは、学校長の判断で休むことができる場合があります。(この場合欠席扱いとはなりません。)

また、大人の場合は、

とくに仕事をされている方はとてもつらいと思います。
大人の場合も、 職場内での感染拡大を防ぐためにも「学校保健安全法」を参考にすることは大切でしょう。

とはいえ同じにする必要はなく、多くの職場では「何日休む必要があるか」「休んだらその扱いはどうなるのか」などについて、本人と職場で話し合って、就業規則等に基づいて休んでいるようですね。

参照 :「学校において予防すべき感染症の解説」 平成30年3月,文部科学省

 

まとめ

今回は、代表的な3つのウイルス性胃腸炎の、特徴や潜伏期間、何日休むかなどについて紹介してきました。

これらの情報は、とくにママさんやプレママさんにはぜひ知っていただきたい内容です。
なぜなら、ママさんたちは家族の中心だから…。

もちろん、パパさんたちもご同様ですよ(苦笑)。

ともあれ、家族みんなで毎日しっかり手洗い・うがいを励行し、「自分がかからない」「大切な家族にうつさない」対策をして快適な生活としたいものですね。

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