日本では何かと理由をつけて、さまざまな場面で「飲み会」が多いように感じます。
とくに社会人になると、学生時代とはまた違った雰囲気での飲み会となり、その特殊性から戸惑われる方も多いのではないでしょうか。
巷では、「忘年会スルー」というハッシュタグが共感を呼びSNS上でも話題となっているようですが、実際に、職場などで行われる飲み会には「行きたくない」という方が増えていると見聞きします。
そこで今回は、飲み会に行きたくない時に使える「上手な断り方」と、やってはいけない「嫌われる断り方」についてまとめてみようと思います。
飲み会だけでなく、いろいろな場面での人とのコミュニケーションにお役に立てると思いますよ。
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飲み会に行きたくない時の上手な断り方のポイントは?
「飲み会には行きたくない! けれど、まわりの人たちとの関係も悪くしたくない!」
この相反するような悩みを抱く方は、きっと少なくないでしょう。
それでも「我慢」して飲み会に行けば、ストレスが高まるだけで、自分にとってマイナスになることも。
飲み会に行きたくない時の「上手な断り方」で、基本となるポイントは2つ!。
1.明確な理由を告げて断る
2.言い訳を考えずさり気なくなく言う
私の経験では、職場の人間関係が良好ならば、心を込めて理由を告げて断ることで、まわりの人たちはおよそ納得してくれることが多いように思います。
上手な断り方1:健康や体調不良を理由に
・自分の体調が悪い
・家族の体調が悪い
これらの理由には、誰も入り込む余地がありません。
一番の上手な断り方ではないでしょうか。
上手な断り方2:予定がある(先約がある)
・実は1ヶ月前から、友人との約束がある
・その日は家族の記念日で予定がある
などは、どうしても外せない感じがでますね。
余程のことがない限り、納得してもらえるでしょう。
上手な断り方3:家族(家庭)の都合を理由に
・子供の塾やお稽古ごとの面倒を見なければならない
・妻が不在で、子供の世話をしなければならない
・親戚の法要がある
・家族で○○に行く用事がある
・○○が来るので在宅していないといけない
これらは、今ご自身が置かれている家庭環境を表している理由です。
このような理由にも、納得せざるを得ない強みがあると思います。
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上手な断り方4:仕事や趣味がある
・仕事がある
・残業しなければ間に合わない
・趣味のサークルの会議があって、役員なので外せない
などの理由は、相手が職場以外の友人などの場面で使えるフレーズです。
いつも、忙しくしているあなたを理解している人たちなら「納得」の一言でしょう。
上手な断り方5:お金がない
・今月お小遣いがピンチで!
・今月赤字で…
さすがに、お金がないことは断る理由になりますね。
それでも、親しい人から「貸してあげるよ」と救いの声がある時はどうしましょう?。
そんな時は、「お金の貸し借りはしないことにしている。あなたとの関係をよくしたいから」
なんて言うのは如何でしょう。
こんな感じの断り方なら、誘ってくれたお相手も「自分との関係を大切にしてくれている」と考え、「仕方がないな~」となるかもしれません。
上手な断り方6:帰りの交通手段が心配
・帰りの交通手段が心配で(なくて)…
これは、もしも、あなたが遠距離通勤の場合に使えそうな理由ですね。
さすがに、一泊させてまで飲み会に参加して欲しいとは言われないような気がします。
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飲み会に行きたくない時の嫌われる断り方は?
それでは反対に、飲み会に行きたくない時に、やってはいけない「嫌われる断り方」にはどのような理由があげられるのでしょうか。
これをやってしまうと、それこそ「気まずい関係」になってしまうこともありますので注意が必要です。
ここでは、私や友人が体験したり話を聞いた中で多かった代表的な「嫌われる断り方」を4つ紹介します。
嫌われる断り方1:「飲み会は嫌いだから」
・飲み会は嫌いだから行きません
これは、友人の職場の20代の女性同僚から聞いた話です。
「言われちゃったよ…」と友人はぼやいていました。
この後、彼女に対する多くの同僚の態度が、かなり変わってしまった聞きました。
このように、自分の気持ちをダイレクトに表現する断り方は、「残念な結果」になりますのでご注意ください。
嫌われる断り方2:「忙しいので」
「忙しい」という言葉は便利である反面、私的には、場合によってはまわりの方々からあまり同意を得られない理由の1つだと思っています。
とても素っ気ない感じがしますし、とくに職場の飲み会の場合では「誰も忙しいんだよ」と反発される可能性もあります。
もしも、このフレーズを使うなら「どうして忙しいのか」の理由をしっかり伝えることが大切でしょう。
嫌われる断り方3:飲み会当日まで返事がない
私が実際に体験した、同じ職場で出会った20代前半の女性の同僚の言葉です。
飲み会に誘ったら「う~ん…わかんない」を飲み会当日まで繰り返し、結局はっきりした返事をいただけませんでした。
参加するかどうかわからなかったので、予約人数に入れなかったことは幸いでしたが、幹事としてはさすがに困ってしまいます。
その後も、彼女を何度か飲み会にお誘いしたのですが、同様の態度をとられたので、もうお誘いするのをやめました。
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嫌われる断り方4:「当日行けたら行きます」
こちらも、私の体験話です。
20代半ばの男性です。
飲み会にお誘いしたら、「行けたら行きます」という返事でした。
そして彼は、それを飲み会前日まで言っていたのです。
この言葉は、飲み会をお膳立てしている幹事さんにとても失礼な言葉です。
いや、本当にギリギリまで予定がわからない方もいらっしゃるでしょう。
そんな場合もあるとはいえ、行きたくない時の断り方でこの「行けたら行きます」は、とてもひんしゅくを買うことになると思います。
嫌われる断り方5:即「行けません」と断る
「誘ったら、即、断わられた…」
こんな場合、誘った方は「自分は嫌われている」と思ってしまいますよね。
もしも、飲み会は行きたくないと思っても人間関係は上手に維持していきたいと思うなら、少し時間をおいて考えるフリをしたり、スケジュール表などを見るなどのジェスチャーをしながら、欠席する理由を穏やかに伝える方法をおすすめします。
とはいえ、「どう、今夜飲まない?」なんて突然誘われた場合は別です。
このような突然の場合では、さすがにきついですよね。
けれど「今日はちょっと…」とその場で丁寧に断ると、意外とお相手側も予測がついているものなので、理解を示してくれるものです。
嫌われる断り方6:「お酒が飲めないので行かない」
ところで、私的には「お酒が飲めないので行かない」という理由も、まわりの人から理解を得ることにあまり効果がないような気がします。
というのも、ひと昔前なら通用したのかもしれませんが、いまどきの飲み会のドリンクメニューには、ノンアルコール飲料やソフトドリンクのラインナップもとても豊富ですからね。
「飲めないならジュースを飲めばいい」となるでしょう。
「お酒が飲めないので行かない」、これは「飲み会に行きたくない」気持ちが強く表れてしまう恐れのあるフレーズのひとつと思います。
まとめ
職場にしろ、友人仲間にしろ、趣味やサークルにしろ、私たちは人間関係なしでは生活ができません。
ですから、「飲み会に行きたくない」のが正直な気持ちであっても、上手に言葉を選んで、関係を悪くしないで断る工夫が必要です。
飲み会を上手に断れる人の言葉には、相手に対する思いやりが感じられます。
同じ断り方でも、断る理由の言葉の最後に「また誘ってください」と、思いやりの言葉を添えては如何でしょうか。
飲み会に誘った方も、この言葉があれば感情を害しないと思います。
ちなみに、最後をポジティブなイメージでしめることは、飲み会だけでなく、いろいろな場面での人とのコミュニケーションにきっと役立つと思います。
どうぞ、ご参考までに。
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