普段乗っている自転車が「ママチャリ」と呼ばれるシティー車だと、チェーンにカバーもされているし、ベルトタイプのものがあったりするので、服にチェーンなど自転車の油汚れがついて困ることは少ないかと思います。
しかし、最近流行りのクロスバイクやマウンテンバイクに無意識で乗るとパンツの裾がチェーンに当たるなどして、服に自転車の油汚れがついたりするときがあるんですよね~。
自転車の油汚れが服につかないよう、常に気にしてる人でも、ついうっかりやってしまうものなんです。
いつも乗ってるクロスバイクでも、ちょっと裾が広いパンツを履いて乗ったときとか要注意ですね。
何度も経験したわたしが言えることは、服についた自転車の油汚れは慌てて洗濯機で洗っても、思うようにキレイに落ちてはくれないということ!。
ご安心ください!。
それでも、服についてしまった自転車の油汚れをキレイにする簡単な落とし方はあります。
今回は、思いがけず服に自転車の油汚れがついてしまって「どうしよう…?」と、今まさに困っている方のお役に立てるよう、「服に自転車の油汚れがついた時の簡単な落とし方!準備するもの&注意点」と題し紹介していきたいと思います。
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服に自転車の油汚れがついてしまった時の簡単な落とし方!
たしかに、一度服についてしまった真っ黒な自転車の油汚れを「完璧」に落とすことはむずかしいかもしれません。
それでも、自転車の油汚れがついてから時間が経っていないのであれば、これから紹介する落とし方を試してみてくださればと思います。
うまく落ちてくれたらラッキー!くらいのお気持ちで。
油汚れを落とすために準備するものも、およそご自宅にあるものだけで済むと思います。
自転車の油汚れ落としに準備するもの
服についた自転車の油汚れ落としに必要なものは、特に女性の方なら、全部「すぐに準備できる」ものしかありません。
準備するもの
・クレンジングオイル(メイク落としで使うもの)
・中性洗剤(食器洗い用やお風呂洗い用など)
・洗濯洗剤
・捨ててもいい歯ブラシ
・捨ててもいいタオル
だいたい、どのご家庭でも直ぐに準備できそうですよね。(独身男性だと、クレンジングオイルは無いかもしれませんが…)
油で油を溶かして落とす!
準備するもので最初に紹介したクレンジングオイルに、意外性を感じた方も多いかもしれませんが、女性の方なら「なるほど」と思う仕組みです。
油性であるメイクの成分は、クレンジングオイルの油性分が混ざり合うことでキレイに洗い流せてるんですよね。
油分で「油汚れ」を落とす働きを、服についた自転車の油汚れの落とし方に利用するというものです。
(具体的な手順については後ほど)
服に自転車の油汚れがついてしまった時の注意点!
「やってしまった~!」、服に自転車の油汚れがつくと当然みなさん慌ててしまいます。
今回紹介する「クレンジングオイル」は効果が期待できる半面、色落ちなどのデメリットもあるかもしれません。
もしも「買ったばかりのブランド服」など大切な服だとしたら、油汚れを落とす前にまずは「落ち着いて」、目立たない部分にクレンジングオイルを塗って擦り、「色落ちしないことを確かめてみて」からがいいでしょう。
もしも「色落ち」してしまうようなら、自転車の油汚れを自分で落とすことは諦めて、クリーニング店へ持っていって相談する方がベストです。
慌てて洗濯機で洗わない!
慌てて洗濯機で洗ってしまう。
これも、やってしまいがちなことですが…。
もしも自転車の油汚れが服についてしまって、「服 自転車 油汚れ 落とし方」などのキーワードで検索してこの記事を読んでもらえているなら、
洗濯機には、まだ入れないでください!。
もしも、洗濯機を回してしまっていたら
今すぐ止めて下さい!。
洗濯機の水流で回すと、自転車の油汚れが服の繊維の奥まで浸透してしまうので、より「落としづらく」なってしまいます!。
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服についた自転車の油汚れの落とし方!
「自転車の油汚れ落しに準備するもの」で紹介したものを使いながら、「服についた自転車の油汚れの落とし方」の手順をみていきましょう!。
落とし方の手順
① クレンジングオイルと中性洗剤を、5:5の割合で混ぜる。
② 服の油汚れがついた部分の下へ「タオル」を敷く。
③ ①で用意しておいた混合液を、服についた油汚れの部分に染み込ませます。
④ 歯ブラシを使って、混合液を服の繊維の中まで染み込ませるように叩き込みます。
③~④を繰返しておこなうと、徐々に自転車の油汚れが浮き出てくることが実感できると思いますが、「いまいち」なときはさらに油汚れの部分へ混合液を染み込ませながら手で「揉み洗い」や「擦り洗い」してみます。
服についた自転車の油汚れが「だいたいキレイになった」と思うように落ちたら、40℃くらいのお湯(お風呂のお湯など)で擦り洗いしながらすすぎ、そのあとは他の洗濯物と一緒に洗濯機で洗えば大丈夫です。
服に自転車の油汚れがついてしまってから時間が経っている場合の落とし方!
服についた自転車の油汚れに「気づかず」に時間が経ってしまった場合、もしくは「後で…」と数日放置してしまった場合は、
・クレンジングオイルと中性洗剤の混合液
・油分で「油汚れ」を落とす働き
でも、完全に落とすことが難しくなることがあります。
なので、服に自転車の油汚れがついたら、すぐに・その日のうちに対処するのがベストなんですね!。
それでも… 手遅れかもしれないけど… なんとか!
「服に自転車の油汚れがついてから、時間が経っている場合の落とし方は?!」
という方に、家庭でできる最終手段をご紹介します。
時間が経った自転車の油汚れも「ベンジン」を使うと落ちる!?
クリーニング店でドライクリーニングで使われる「溶剤」となる、塩素系の「パークロロエチレン」や石油系の「クリーニングソルベント」などと同じ働きをしてくれるのが「ベンジン」です。
塗装で使う「ペンキのうすめ液」でも代用できます。
ベンジンはドラッグストアの洗剤コーナーなどでも売っていますし、ペンキのうすめ液ならホームセンターで扱われていますね。
服についた自転車の油汚れに「ベンジン」を使った落とし方!
ベンジンを使った落とし方の手順
①服の自転車の油汚れがついた部分の下に「タオル」を敷きます。
② 少量のベンジンを歯ブラシや綿棒につけ、油汚れに叩き込みます。
③ さらに台所の「中性洗剤」をつけ、指で揉みほぐします。
④油汚れがついていた部分を簡単に水ですすぎます。
⑤衣類にあった洗濯方法で洗濯すればOK!。
ベンジンを使う落とし方の注意点!
●換気に十分注意しましょう!
ベンジンは、揮発性が強く、吸い込むと気分がわるくなることがあります。
石油由来の溶剤で「燃え上がりやすい」ので、静電気やアロマなどのチョッとした火も避けるようにしましょう。
●ゴム手袋をつけましょう!
直接肌につくと、肌荒れをおこしたり化学やけど(皮膚障害)起こすことがあります。
●油汚れがついた服は濡らさない!
ベンジンは水で薄まると油汚れ落としの効果が落ちます。
ベンジンは水で薄めず、服も濡らしません。
●色落ちテストをしてから!
ベンジンは自転車の油汚れなども落とす「特殊」な溶剤です。「色落ちテスト」を必ず行いましょう。
歯ブラシや綿棒にベンジンを含ませ、服の目立たない場所を叩いてみます。
少し待ってベンジンが蒸発したあとの服が、色落ちしないなければOKです!。
まとめ
今回は、気をつけてるのに思いがけず、服に自転車の油汚れがついた時の落とし方について紹介してきました。
普段のメイク落としも「油分を油分で洗い流す」ものだったことをあらためて実感しつつ、その原理を利用してクレンジングオイルや中性洗剤で油汚れがを落とすというものでした。
準備するものも、捨ててもいい歯ブラシやタオルなので、特別買い揃えることもなく済みそうでしたね。
服に自転車の油汚れがついてから時間が経っている場合に、家庭でできる最終手段となる「ベンジン」を使った落とし方も紹介しました。
ベンジンを使う落とし方では注意点も多く、ちょっと怖い・面倒と思われた方も少なくないと思います。
いずれにしても、服に自転車の油汚れがついてしまったときは、早めの対処が大切です。
服についた自転車の油汚れが思うように落ちなかったり、ブランド物など大切な服、ベンジンの落とし方はちょっと不安という方も含め、最終的に困った場合はクリーニング店へ相談するのが一番だと思います。
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