メロンは、ほかの果物と比べるとちょっと贅沢な感じ。私からすれば、夕張メロンや富良野メロンなどの特産ブランド品は、正直お中元など贈答用のイメージでしかありません。
お手頃価格のメロンさえも、食べ頃に熟したメロンに当たれば、それはトロけるように甘くておいしい!。
ほんと「大当たり!」って感じで、嬉しくなってしまいます。
折角のメロンですもの。毎回おいしく楽しむために、食べ頃サインの見分け方を掴んでおきましょう。
メロンの食べ頃サイン、見分け方のポイントは4つ。
・ツルの状態
・お尻の感触
・叩いた音
・匂い
最後のメロンの匂いこそが、見分け方の決め手になります!。
今回お届けするテーマは「メロンの食べ頃サインの見分け方」。食べ頃サインとなる4つのポイントを、1つ1つ詳しく見ていきます。
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メロンの食べ頃の見分け方!
メロンの食べ頃は、収穫されてから3日~7日間(1週間)後だとされるように、メロンは「追熟(ついじゅく)」によって甘くなる果物なのです。
追熟を必要とする代表的な果物は、メロンの他、キウイやバナナ、アボカドなど。秋の味覚、柿も追熟で甘くなります。
メロンの食べ頃の期間は、およそ収穫から1週間前後で意外と短く、この時期を逃してしまうと逆に味が落ちてしまいます。
スーパーの果物コーナーに並ぶメロンは、流通の過程を経て、収穫から数日経っていますから、ほどよく熟して甘い匂いを漂わせていることが多いでしょう。
そこに加えて、今回紹介する「メロンの食べ頃サインの見分け方」となる4つのポイントを押さえれば、間違いなくメロンの食べ頃を見極められますよ。
メロンのツルが枯れ始めている
まずは、メロンについたツルの状態を確認します。
ツルが青いメロンは、まだ未熟です。食べ頃のポイントの1つは「ツルが枯れ始めた頃」。
ツルが青々と元気なメロンは、追熟が進んでいない状態で実も硬い。
逆にツルが完全に枯れて、メロンの表皮の色もくすんだ感じまで進んだメロンは熟しすぎ。
具体的な食べ頃サインは、ツルの根本はまだ少し黄緑色が残り、上の部分のツルは枯れて萎れているような状態です。
実際には、高級メロンになるほど「ツルつき」で販売されています。
お手頃価格のメロンで、もしツルがついてなければ、他の食べ頃サインで見極めましょう。
メロンのお尻の感触
メロンにツルがついてない場合は、メロンのお尻の感触、お尻の柔らかさ具合から、食べ頃サインを見分けてみましょう。
見分け方のポイントは、メロンのお尻のド真ん中ではなく少しずらした周りの部分を、指の爪の色が変わるくらいの力加減で押したとき、指が「ぐにゅッ」と少し入るくらいの柔らかさであること。
とはいえ、お店でメロンのお尻を何個もぐにゅぐにゅ押して確認するのは、ちょっと躊躇してしまうかも。
そんなときは、メロンを叩いた音に頼る見分け方も。
メロンを叩いた音で見分ける
メロンの食べ頃サイン、ツルもついてない、お尻を押すのも躊躇ってしまう場合には、叩いた音で見分ける方法がおすすめ。
熟していないメロンと食べ頃に熟したメロンとでは、叩いた音に違いがあります。
叩き方のポイントは、メロンを片手で持ち、耳と頬骨の間にメロンをあて、真ん中を指2本で軽くポンポンと叩く感じ。
・熟していないメロンは「カンカンカン」や「コンコンコン」と固い感じの音。
・食べ頃に熟したメロンは「ボンボンボン」とくもった感じの音。
よく熟して果肉が柔らかくなることで、音が低く響くようになるのです。
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メロンの食べ頃サイン!見分け方決め手はメロンの匂い!
メロンの食べ頃サインは、ツルの状態・お尻の感触・叩いた音などが見分け方の参考になりますが、最後の決め手はメロンの匂いです。
既に買ってきたメロンなら、いくらでも叩いたり押したりできますが、お店の売り場ではなかなか気が引けるもの。
ツルがついていれば枯れ具合と、せいぜい軽く叩いた音を聞いてみるくらいかもしれません。
最後はやはり、メロンの匂いの変化が食べ頃サインの決め手となります。
メロンの食べ頃の匂いとは?
メロンはよく熟し食べ頃になると、メロン特有の甘くてみずみずしい匂いを強く醸し出すようになります。
メロンの外皮も少し黄色っぽくなると、より一層メロンは甘い匂いを漂わせます。
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メロンを「追熟」で食べ頃にするコツ
冒頭でもお伝えしたとおり、メロンは収穫されてから1週間前後が食べ頃になるように、追熟によって美味しくなる果物です。
追熟(ついじゅく)とは、一部の果物などを収穫後、一定期間置くことで、甘さを増したり果肉をやわらかくする処理のこと。
引用:Wikipedia|追熟
スーパーの果物コーナーに陳列されたメロンは、収穫からの流通過程で追熟が進み、既に食べ頃になっているものが多いかもしれません。
逆にいうと、メロン農園では店頭に並ぶタイミングで食べ頃になるよう計算し、収穫・出荷しているのです。
それでも、買ってきたメロンが今回紹介してきたような、ツルの状態・お尻の感触・叩いた音に、決め手となる匂いを加えた4つの食べ頃サインを満たしていなければ、自宅で食べ頃になるまで追熟させる必要があります。
一歩間違えると熟しすぎてしまいますが、コツを掴めば大丈夫!。メロンの追熟は、けして難しいものではありません。
メロンは食べ頃までは常温で保存!
メロンを食べ頃になるまで追熟させる期間は冷蔵厳禁、常温保存が基本です。
20℃~30℃の常温で、風通しのいい場所で保存しましょう。メロンは冷やすと、追熟が止まってしまうのです。
追熟が進んで食べ頃となり、いよいよ食べる2時間ほど前から冷蔵庫で冷やすのがベストですね。
追熟中はメロンの上下左右を入れ替える
メロンの性質上、果実の下の方から熟していきます。加えて、濃度の高い果汁は比重が大きいので、果実の下側へ集まります。
つまり、メロンの果実全体をバランスよく追熟させるためには、メロンを上下左右とときどき位置を入れ替えてあげるとGood!。
メロンの追熟を早めるには?
メロンの追熟を進めるには、20℃~30℃の常温で保存するのがのがベターですが、さらに追熟を早めるにはエチレンガスを放出するバナナやリンゴなどを一緒の紙袋に入れておくという方法があります。
まとめ
今回は「メロンの食べ頃サインの見分け方」について、4つのポイントに注目して紹介してきました。
・ツルの状態
・お尻の感触
・叩いた音
・匂い
このすべて4つのポイントを、スーパーや果物店で見分けるのは、正直ちょっと難しいですよね。実際に、お尻を押した感触での見分け方は「やっていいものか?」と気が引けます。
店頭での見分け方は、ツルの状態、叩いた音、匂いの3点でとなるでしょうか。
もしも、買ったメロンやいただき物のメロンがまだ食べ頃でないなら、食べ頃サインが出るまで自宅で「追熟」させればいいわけです。
自宅でなら、気兼ねなくメロンのお尻をぐにゅぐにゅ押して、感触を確かめられますものね(笑)。
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