日焼け止め!効果が続く時間はどれくらい?SPFは?効果的な塗り方は? | 教えて!知恵袋

日焼け止め!効果が続く時間はどれくらい?SPFは?効果的な塗り方は?

日焼け止めで膝に書いた太陽 カラダ

日焼け止めで膝に書いた太陽

だんだんと日差しの強さを感じる季節になりましたね。街でも日傘を差す女性の姿が多くなりました。

夏本番はもう少し先ですが、しっかり日焼け止めを塗って対策されていますか?。

ご存知の方も多いと思いますが、日焼けの原因となる紫外線は、梅雨入り前の5月でも、7月~8月のピーク時の9割もの量が降り注いでいます。

オゾン層の破壊もあって、その紫外線量は1990年当時と比べて10倍以上にもなっているのですから、昨今の「日傘男子」もなんら不思議はありません。

日焼けを防ぐアイテムには、日傘や帽子、アームカバーなどありますが、やはり頼りになるのが日焼け止めの効果でしょう。

それでも、「日焼け止めを塗っているのに日焼けしてしまう…」

と悩まれる方も少なくありませんが、もしかすると、日焼け止めの塗り方が効果的なものではなかったのかもしれません。

・日焼け止めの効果が続く時間はどれくらい?
・日焼け止めのSPFやPAの意味や選び方は?
・日焼け止めの効果的な塗り方は?

など、日焼け止めについて「知ってるようで良くわからない」点はありませんか?。

今回は夏本番を前に、今年はより効果的な日焼け対策となるよう、日焼け止めの上手な使い方を探っていきましょう。

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日焼け止めの効果が続く時間はどれくらい?

日焼け止めの効果が続く時間って、いったいどれくらいだと思いますか?。

日焼け止めのお値段が高いほど、効果が続く時間が長いというものではありません。

日焼け止めの効果が続く時間の目安は、日焼け止めのパッケージにしっかり表示されているんです。

そうです、「SPF」「PA」といった表示。

朝出掛ける前に日焼け止めを塗ったら、夜までOKと思われている方も少なくないと思いますが、お使いの日焼け止めによって、それぞれ効果が続く時間は違うということです。

日焼け止めに表示されている「SPF」や「PA」とは、日焼け止め効果が続く時間や、効果の強さを表しています。
それぞれの表示の意味を知ることで、自分のライフスタイルに合った日焼け止めを選んだり、使い分けたりすることが出来るのです。

 

日焼け止めに表示される「SPF」や「PA」の意味は?

日焼け止めの表示

ドラッグストアの日焼け止めコーナーに並んだ商品を見るとき、誰もが気になるが「SPF」「PA」ですよね。

どちらも数字が大きい方が間違いないと思われそうですが、比例してお値段も高くなりますよね(苦笑)。

コストは気にせず「日焼けしないのが一番!」という方も、「SPF」や「PA」の意味を知ることで、今後の日焼け止めの選び方の参考になると思います。

というのも、「SPF」や「PA」の数字の大きさが、デメリットにもなり得るからです。

 

日焼け止めの「効果が続く時間」の目安がSPF!

SPFとは、Sun Protection Factor(サンプロテクションファクター)の略で、太陽から降りそそぐ「紫外線B波」からどれくらいの「時間」守れるかの目安を示す数字です。

つまり、パッケージに表示されたSPFに続く「50+」や「30+」などの数字は、日焼け止めの強さを表すものではなく、あくまで日焼け止めの効果が続く「時間」の目安を示しているのです。

ではこの「50+」や「30+」の意味はというと、日焼け止めを塗らないで日に当たったときと比べて、日焼けするまでの時間を50倍や30倍に延ばせるということなんです。

現在市販されている日焼け止めでは、「SPF50+」が最も大きな数字でしょう。

私たちの肌は、だいたい20分ほど日に当たると日焼けしはじめるとされます。
この「20分」を1つの基準として、日焼けを防ぐ時間を「何倍」に延ばせるのか?というのがSPFの数字です。

具体的に時間で表すと、

・SPF50+:(日焼けし始める20分)× 50倍 = 1000分(16時間40分)日焼けを防ぐ

・SPF30+:(日焼けし始める20分)× 30倍 = 600分(10時間)日焼けを防ぐ

SPFに続く50や30の数字は、日焼け止めの「強さ」ではなく、日焼け止めの効果が続く時間の目安を表しているですね。

数字からみると、「SPF50+」「SPF30+」どちらも、かなり長い時間「肌」を紫外線から守ってくれそうですが、実際はどれくらいなんでしょう…。

 

日焼け止めの「効果の強さ」を表すのがPA!

PAとは、Protection Grade of UV-Aの略で、紫外線A波からどれくらい守れるか、効果の強さを表すものです。

「+(プラス)」の数で効果の強さを表し、現在は「++++」プラス4つが最も大きいものでしょう。

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日焼け止めの選び方

それでは、日焼け止めの選び方として、時間も強さも一番効果がありそうな「SPF50+ PA++++」がベストかとうと、必ずしもそうではありません。

SPFやPAの数字が大きい日焼け止めになるほど、比例してお値段は高くなっていきます。

「お値段など気にしません!とにかく日焼けしたくないので!」

というお気持ちもわかりますが、問題はお値段ではなく、SPAやPAの数字が大きくなるほど

「お肌への負担が大きくなる」

ということです!。

乾燥したり肌荒れしたり、また、肌の毛穴がふさがれることで熱が逃げず、息苦しいような気分になったりします。

となれば、お肌へになるべく負担を掛けず、かつ日焼け止めの効果を十分に得るためには、ライフスタイルや場面によってSPFやPAの数字の違う日焼け止めを使い分けていくことをオススメします。

 

日差しの弱い家の中なら「SPF10〜15 PA++」

家の中でも日焼け止め?と思われるかもしれませんが、窓などから紫外線は入ってきます。

とはいえ、その紫外線量は、屋外と比べたらとても弱いレベル。

もしも日差しの弱い家の中でも紫外線が気になるようでしたら、「SPF10〜15 PA++」程度の日焼け止めを塗っておけば安心です。

 

日常生活の短時間の外出なら「SPF15〜20 PA++〜PA+++」

日常生活の短時間の外出、たとえばベランダで洗濯物を干したり、ゴミ出しや近所のスーパーまでお買い物などチョッとした外出シーンであれば「SPF15〜20 PA++〜PA+++」ほどで十分でしょう。

 

海や山などアウトドアなら「SPF30〜50 PA+++〜PA++++」

海水浴やバーベキューといった、長時間お肌が紫外線にさらされるようなアウトドアレジャーでは、「SPF30〜50 PA+++〜PA++++」など、SPF・PAともに数字の大きい日焼け止めを塗りましょう。

また、紫外線量の多いアウトドアシーンであっても、こまめに塗り直すことができる状況であれば、SPFやPAの数字の小さい日焼け止めを何度か繰り返し塗り直す方が、お肌への負担を軽くなるのはもちろん、日焼け止めの効果も高くなるなります。

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日焼け止めの効果的な塗り方・正しい使い方とは?

とりあえず日焼け止めを塗っておけばOK… という方も少なくないかと思いますが、実際には、日焼け止めの正しい使い方をしなければ日焼け止め本来の効果を十分に発揮してくれません。

効果的な塗り方・正しい使い方の4つのポイント

・塗る量
・塗り方
・塗るタイミング
・塗り直し

それぞれ具体的に見ていきましょう!。

 

日焼け止めを塗る量は?

日焼け止めの使用方法の表示には、「適量を手のひらにとりムラなくのばしてください」といったことが書かれていますが、おそらく多くの方、いや殆どの方が日焼け止めを塗る量は、メーカーが推奨する「適量」まで足りていません。

では、日焼け止めの「適量」とはどれくらいの量だと思いますか?。

日焼け止めに表示されるSPFやPAの効果を十分に得るには、

お肌「1㎝四方」の面積に「2mg」の日焼け止めを塗る必要があるとされています。

イメージとしては、顔全体に塗るのなら、手のひらに500円硬貨1枚分くらいの量となります。

そのまま塗れば、どんなに延ばしてもかなり白く浮き出てしまう量です。

いくら「日焼けしたくない」とはいえ、顔や手が白くなってしまうのは嫌だと、多くの方は薄く延ばすように塗ってしまいます。

たとえば、正しい量の半分しか塗っていなければ、当然のように日焼け止めの効果も半分に。

ある種、「究極の選択」といえる問題かもしれませんね(苦笑)。

日焼け止めの効果を十分に得られるとしても「白くなるのは嫌」なら、薄めに「こまめ」に塗り直すようするのがいいですね。

 

日焼け止めの塗り方は?

出勤前やお出掛け前の忙しい時間帯、日焼け止めの塗り方も大雑把になってしまいがちですが、「塗り忘れたところ」が日焼けしてしまうことを意識して、顔や手など露出する部分にムラなく塗ることがポイントです。

顔全体に塗るのなら、手のひらに500円玉1枚分くらいの量と紹介しましたが、これを一気に塗っていくと顔も手もまっ白になってしまうし、延ばしていくほど、端の方は薄くなってしまいます。

そう、顔の端々、カラダの端々にムラができてしまうのです。

日焼け止めを顔へ塗る際も、500円玉1枚分の量を一気に塗るのではなく、2回~3回にわけて、1度顔全体に塗ったあと、さらに1回、もう1回と重ねるように塗っていきます。

また、鏡で確認できる顔や首すじ、腕や手の甲などは意識的に日焼け止めが塗られている部分ですが、日差しが強いアウトドアシーンでは普段気にも留めないような部分も要注意!。

・耳の後ろ
・足の甲
・膝の裏
・ふくらはぎ

これら、普段日に当たることが少ない部分ほど、紫外線に弱く、気づいたときには「真っ赤」になんてことにも。

白く浮き出るデメリットはありますが、とくにアウトドアシーンでは、しっかりと「適量」を塗っておきたい部分です。

 

日焼け止めは塗るタイミングが重要?

例えば、外出する直前に思い立ったように慌てて日焼け止めを塗っていませんか?。
日焼け止めの塗り方では、塗るタイミングが重要になってきます。

決して、日焼け止めに即効性がないわけではないので、外出の直前に塗っても意味がないというものではありません。

日焼け止めは、外出のおよそ30分くらい前まで塗ると良いといわれる理由は、日焼け止めの成分によって紫外線から肌を守る保護バリアが十分に形成されるまでに、20分ほどかかるとされているからです。

実際、日焼け止めを塗ったあとにお化粧することを考えても、まだベタベタした状態の上にファンデーションを塗るのも…ですよね。

ようは、日焼け止めは余裕をもって早めに、外出する30分前を目安に塗っておきましょうということです。

また、海水浴やバーベキューなど、家族や友達と出掛けるアウトドアレジャーでは、いざ現地につくと「夢中になって」塗り忘れてしまうことが多いものです。

日焼け止めは、お出掛けする前、現地までの車の中でしっかり塗っておくと安心ですね。

 

日焼け止めはこまめに塗り直す!

紫外線の強い夏は、汗をかく機会も多く、せっかく塗った日焼け止めも汗で流れてしまいます。
当然、日焼け止めの効果が続く時間は、SPFが示すものより短くなってしまいますね。

日焼け止めの塗り方のポイント加えたいのが、日焼け止めはこまめに塗り直すことが大切なこと。

先にも紹介した通り、SPFやPAの数字が小さくても、こまめな塗り方を心掛ければ、日焼け止めの効果は十分に得られます。

それでも「お顔」の場合だと、メイクを全部落としてから日焼け止めを塗り直すことは、なかなか現実的な方法ではありません。

その場合は、まずお顔の汗や皮脂をティッシュや油取り紙などで軽く拭き取り、乳液タイプの日焼け止めをポンポンと優しくつけるか、日焼け止め効果のあるパウダーファンデーションを使います。

日焼け止め効果のあるパウダーファンデーションの選び方は、UV-Aをカットする「酸化亜鉛」とUV-Bをカットする「酸化チタン」が配合されているかを確かめましょう。

 

まとめ

今回は夏本番を迎える前に、「日焼け止めの効果が続く時間!SPFは?効果的な塗り方は?」と題して、

・日焼け止めに表示される「SPF」や「PA」の意味
・日焼け止めの「効果が続く時間」の目安
・日焼け止めの選び方
・日焼け止めの効果的な塗り方・正しい使い方

などを深く探ってきました。知っているようで知らなかったことも、意外と多かったのではないでしょうか。

日焼け止めの効果が続く時間は、SPFの数字の大きさが目安になりましたね。

例えば「SPF50+」なら、効果が続く時間は、

日焼けし始める20分 × 50倍 = 1000分(16時間40分)

です。ただし、これは「適量」とされるやや白く浮きでてしまうくらいの塗り方をした場合の目安の時間。

実際には、汗をかくことで流されてしまうことも多く、効果が続く時間も短くなってしまうことから、日焼け止めはこまめに塗り直すことが大切です。

日焼け止めの選び方も、SPFやPAの数字が大きいことに安心を覚えてしまいがちですが、その分お肌へ与える負担が大きくなることも意識しておきましょう。

この時期、テレビやインターネットのCMでは、「私は焼かない!」と高価な日焼け止めが紹介されることが多くなりますが、SPFやPAの数字が小さくても、こまめに塗り直すことができれば十分効果を発揮してくれます。

今回ご紹介してきた、効果的な塗り方や選び方を参考に、今シーズンは賢く、かつバッチリ日焼け止めしていきましょう!。

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