秋の深まりとともに訪れる、楽しみいっぱいの収穫シーズン。
なかでも「芋堀り」は、子供のみならず大人にも大人気の収穫体験となるでしょう。
私は、地元の小学校で行われる「さつまいも栽培」の支援を20年以上しています。
子供たちでなくても、さつまいもの葉っぱが伸びてくるにつれて、その成長の姿にワクワクするものです。
ところで、毎年さつまいもの収穫「芋掘り」を一緒に行く子供たちが言うのです。
今日はさつまいも料理だってママが言ってた~、大学芋がいいな~♪
私はスイートポテト♪
そんなとき、私は芋掘り作業を手伝いながらさりげな~くアドバイス。
芋掘りした後のお芋は、少し時間をかけて干すことで甘くて美味しくなるのよ♪
子供たちの言葉からは、意外にも「さつまいもは干すといい」ことが、大人たちにも知られていないことがわかります。
今回は「芋掘りのお芋は干すと保存期間で甘くなる!何日くらい干すといい?」をお題に、さつまいもを収穫した後に干すことでどのように甘くなり、保存期間が延びるのか、またその具体的な方法について詳しくまとめてみたいと思います。
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芋掘りしたさつまいもは何日くらい干すといい?
掘りたてのさつまいもには水分が多く含まれてるので、そのまま保存するとお芋がカビてしまったり、腐ったりしてしまいます。
せっかく「汗水たらして」掘ったさつまいもですから、できるだけ長く保存して楽しみたいですよね。
保存中のお芋のカビや腐敗を防ぐため、まずは余計な水分を飛ばすために干す必要があるのです。
芋掘りしたさつまいもは何日くらい干すといい?
芋掘り後のさつまいもは、表面が完全に乾燥するまで4日~1週間くらい干します。
では、実際どのように干すといいのでしょうか。
さつまいもを干す方法(手順)として、今回は私が実際にやっている「お芋を干す方法」をご紹介しますね。
(我が家は田舎暮らしでなので、南向きの大きな車庫で干しています)
2.掘ったお芋の土を軽く取ります。
3.お芋を重ならないように並べます。
4.お芋の表面が乾燥したらOK!。
(だいたい4日~1週間くらい)
できるだけ風通しが良く、直射日光が強すぎない場所が理想的です。
くれぐれも、お芋を干す期間に、雨など水が当たらないようにしてくださいね。
濡れてしまうと、水分を吸収して傷みやすくなってしまいます。
この「干す」作業を上手にすることが、お芋の保存状態を左右します。
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芋ほり後のさつまいもを干すと甘くなる理由
芋掘り後のさつまいもには、でんぷん質がたくさん含まれています。
収穫して1ヵ月くらいを過ぎた頃から、でんぷん質が糖分に変わっていくことで、お芋の甘味が増していきます。
以前、農家などの生産者の方々からも
少し時間をおいて食べるといいよ~!
と教えていただきました。
その時間とは、さつまいものでんぷん質が糖分に変わる「熟成期間」のことだったのですね。
たしかに、「収穫したばかりのお芋を、すぐ調理して食べてもあまり美味しくなかった」という話をよく聞きます。
そう、芋掘り後のさつまいもは「保存期間」で熟成することによって甘くなるのです!。
気候や環境にもよりますが、熟成するにはだいたい2週間〜1ヶ月ほどかかります。
表面が「ほどよく乾燥」していて、傷がなく、ある程度大きいお芋を選ぶといいですね。
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芋掘り後のさつまいもの貯蔵・保存方法
さて、さつまいもの熟成において最終的に大切になるのが「保存方法」です。
保存方法は次の通り。私流ですが、毎年これでバッチリです!。
1.干したお芋を1つずつ新聞紙に包みます。
ビニール袋には入れず、新聞紙を使います。お芋は呼吸をしているので、ビニール袋に入れてしまうと「窒息状態」になり、腐る原因となってしまいます。
2.段ボールやカゴなどに、1つずつ並べるように入れていきます。
3.並べたお芋のケースを、車庫の一番温度変化の少ない場所において保存します。
さつまいもを保存する場所は、温度が10℃~17℃、湿度80%くらいが最適といわれています。
とはいえ色々な家の形態がありますし、都会ではなかなかスペースも取れないかと思います。
倉庫だけでなく、例えば
・床下収納庫のような冷暗所
など、温度変化の少ない場所ならOKです。
ちなみに「18℃以上」になると、芽が出てきてお芋の養分を消耗してしまいますのでご注意を!。
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その他の簡単な保存法は?
たしかに、さつまいもは低温に弱いのですが、短時間(例えば数日中に調理するなど)の場合なら、私は冷蔵庫に保存をします。
また現在は、昔はできなかった「冷凍」という方法もあります。
逆に、冷凍保存が意外と便利だったりします。
さつまいもの冷凍保存方法は?
1.お芋を料理しやすい大きさに切って、水にさらしてアクを抜いてから、水分をよくふき取ります。
2.フリーザーパックなどの袋に入れて、空気を抜いて冷凍室へ。
(切らずに丸ごとでもOK。その場合も、洗ってからよく水分をふき取ってください。)
その他、お芋に熱を加えて(茹でるなど調理して)から冷凍保存する方法もあります。
また、冷凍保存の生のお芋を調理する場合は、凍ったままや電子レンジで解凍して使用します。
ちなみに、私はスイートポテトの材料として、茹でたお芋をよく冷凍保存していますよ
まとめ
さつまいもは、秋の味覚として大変人気がありますが、楽しく芋掘りしたお芋は「干す」など、ちょっとした準備を施してから保存することで、保存期間に熟成し各段に甘く美味しく食べることができます。
さつまいもは、スイートポテトや大学芋、さつまいもご飯、ポタージュスープなど、いろんなレシピで大活躍。
甘みが増したさつまいもは、料理に使うとさらに美味しさが引き立ちます。
せっかく楽しく芋掘りしたお芋です。1つ1つを上手に保存して、最後の最後まで大切に味わいましょう。
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