きのこ類の賞味期限・日持ちはどれくらい?長持ちさせる種類別の保存方法! | 教えて!知恵袋

きのこ類の賞味期限・日持ちはどれくらい?長持ちさせる種類別の保存方法!

きのこ類の賞味期限

きのこ類の賞味期限

秋は、色々なきのこがおいしい季節ですね。先日も、ドライブで立ち寄ったきのこ狩りで、醤油ちょっと垂らして焼いて食べた椎茸がとても香ばしくて最高でした。

また、道の駅などに立ち寄れば、おいしそうな地場の椎茸(しいたけ)や舞茸(まいたけ)などのきのこ類が並んでいるので、惹かれてついつい沢山買ってしまいます。

そんな、天ぷらや鍋料理、バター炒めや炊き込みご飯など幅広く活躍してくれる万能選手なきのこ類ですが、きのこ類の賞味期限ってみなさん意識されていますでしょうか?。

スーパーで販売されているきのこ類のパックを見ても、賞味期限が表示されていないことが多いと思います。

実際、きのこ類の日持ちとはどれくらいなのでしょう?。

今回は、きのこ類の賞味期限と長持ちさせるおすすめの保存方法について、きのこの種類別に詳しく紹介していきたいと思います。

スポンサーリンク

きのこ類の賞味期限・日持ちはどれくらい?

椎茸や舞茸、しめじやエリンギなどのきのこ類は、道の駅でもスーパーでも一般的にパックや袋詰めで販売されていますが、そのほとんどは賞味期限や消費期限の記載がありません。

というのも、きのこは野菜や果物と同様に「生鮮食品」の扱いになるので、食品表示法上、賞味期限や消費期限の表示が義務付けされていないことにあります。

しかし、商品に表示はないとはいえ、いつまでも食べられるわけではなく、きのこ類がおいしく食べられる賞味期限・日持ちは、冷蔵庫で保存した場合でもおよそ1週間が目安になります。

 

きのこ類を冷蔵保存した場合の賞味期限は?

道の駅で買った沢山のきのこ類やスーパーで買ったきのこ類も、数日以内に食べきる予定なら、マッシュルームやなめこ以外は冷蔵庫の「野菜室」で保存すればOK。

冷蔵保存した場合の賞味期限・日持ちの目安は約1週間ですが、傷みが進まないうちに食べきるのがベターです。

 

きのこ類の冷蔵保存方法

きのこ類は基本的に湿気に弱いので、水気が多い状態で保存すると痛みやすくなってしまいます。

数日保存する場合は、キッチンペーパーで包み、ジップロックなど保存容器に入れて冷蔵庫の野菜室で保存するのがベストです。

キッチンペーパーで包むという一手間だけで、きのこ類の鮮度が保たれやすくなります。

詳しくは、このあとの「きのこ類の種類別おすすめ保存方法」で紹介します。

 

きのこ類を冷凍保存した場合の賞味期限は?

きのこ類の賞味期限・日持ちを長くするために、冷凍保存する方法もおすすめです。

冷凍保存した方が、旨味が凝縮されておいしくなるともいわれます。

きのこは8~9割が水分なので、冷凍し水分が凍ることで細胞膜が壊れ、酵素が働きだして旨味が増すというメカニズムなのだとか。

正しい方法で冷凍保存するこれば、きのこ類の賞味期限の目安は約1ヵ月ほどになります。

 

きのこ類の冷凍保存方法

きのこ冷凍保存

きのこ類を冷凍保存する場合は、石づきを取り、後日予定される使い方に合わせた下処理をしておくとなお便利です。

下処理したきのこを冷凍用保存袋(フリーザーパック)に入れ、なるべく空気を抜きながら平らにならして密封し冷凍庫で保存します。

冷凍保存方法も、このあと紹介する「きのこ類の種類別おすすめ保存方法」で紹介します。

 

きのこの「石づき」とは?

石づき

きのこ類を冷凍保存する場合に取る「石づき」とは、きのこのどの部分の指すのでしょうか。

上の椎茸の写真を例にとれば、石づきとは軸の先端、原木と接していた黒く硬い部分です。

椎茸でいえば、椎茸の風味が一番強い部分の傘と、傘の下にのびる棒状の繊維質の強い軸、原木に接していた黒く硬い石づきと呼ばれる部分にわかれます。

軸と石づきの違いを知らずに、軸は食べられないと捨ててしまっている人も多いようですが、軸先端の石づきを取ることで、軸もおいしく食べられるのです。

スポンサーリンク

 

きのこ類の種類別おすすめ保存方法

きのこ類の賞味期限・日持ちを長持ちさせるには、きのこの種類それぞれに適した方法で保存することが大切で、その方法がきのこの種類によって異なります。

冷凍保存の場合、なめこ以外の賞味期限は約1ヵ月ほどとなりますが、冷蔵保存の場合は種類によって大きく異なります。

 

椎茸のおすすめ保存方法

椎茸

椎茸の冷蔵保存

椎茸は、石づきが付いたまま軸を上にして2~3個づつキッチンペーパーで包んでジップロックなどの保存袋や保存容器に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存します。

軸を上にする、つまり椎茸のひだを上に向けた形で保存すると、胞子が落ちて傘の部分の黒ずみや傷みを防ぎます。

椎茸を冷蔵保存した場合の、おいしく食べられる賞味期限の目安は他のきのこ類よりやや長めの10日間ほどになります。

 

椎茸の冷凍保存方法

石づきを取り除き、傘と軸に切り分けてから冷凍用保存袋(フリーザーパック)に入れて冷凍庫で保存します。

解凍後にすぐに調理に使えるように、あらかじめスライスしたり使いやすい大きさに切ってから冷凍しておけば、時短にもつながります。

 

舞茸のおすすめ保存方法

舞茸

舞茸の冷蔵保存方法

舞茸は、そのままキッチンペーパーで包み、保存袋や保存容器に入れて冷蔵庫の野菜室で保存します。

舞茸を冷蔵保存した場合の、おいしく食べられる賞味期限の目安は1週間ほどになります。

 

舞茸の冷凍保存

天ぷらや人気のバター醤油炒め、炊き込みご飯など、解凍後に使う料理に合わせて切ったり手でほぐすなどしてから冷凍用保存袋に入れて冷凍庫で保存します。

 

しめじのおすすめ保存方法

しめじ

しめじの冷蔵保存方法

しめじは、石づきがついたままキッチンペーパーで包み、保存袋や保存容器にいれて冷蔵庫の野菜室で保存します。

ただし、冷蔵保存した場合でも、おいしく食べられる賞味期限の目安はしめじの種類によって異なるので十分注意してください。

・ぶなしめじ  :10日間
・本しめじ   :1週間
・ヒラタケしめじ:2~3日

 

しめじの冷凍保存方法

しめじの冷凍保存では、石づきを切り落とし、小房にほぐしてから冷凍用保存袋に入れて冷凍庫で保存します。

小房とは、調理する前に食べやすく小分けにすることいい、しめじでは石づきを切り落とし、数本づつ適当な大きさにほぐしわけていきます。

 

えのき茸のおすすめ保存方法

えのき茸

えのき茸の冷蔵保存方法

えのき茸は、石づきがついたままキッチンペーパーで包み、保存袋や保存容器に入れて野菜室で保存します。

えのき茸を冷蔵保存した場合の、おいしく食べられる賞味期限の目安はおよそ1週間ほどです。

えのき茸は、立てた状態で保存するとより長く日持ちします。また、石づき付きでOKなので買ったときの袋のまま保存して大丈夫です。

 

えのき茸の冷凍保存方法

石づきを切り落とし、食べやすい大きさにほぐしてから冷凍用保存袋に入れて冷凍庫で保存します。

スポンサーリンク

 

エリンギのおすすめ保存方法

エリンギ

エリンギの冷蔵保存方法

エリンギは、そのままキッチンペーパーで包み、保存袋や保存容器に入れて野菜室で保存します。

エリンギを冷蔵保存した場合の、おいしく食べられる賞味期限の目安はおよそ1週間ほどです。

 

エリンギの冷凍保存方法

エリンギも、解凍後にすぐに調理に使えるように、あらかじめスライスしたり使いやすい大きさに切ってから冷凍しておけば、時短にもつながりますね。

 

マッシュルームのおすすめ保存方法

マッシュルーム

マッシュルームの冷蔵保存方法

マッシュルームは、3~5個くらいに小分けしてキッチンペーパーで包み、保存袋や保存容器に入れ冷蔵室で保存します。

マッシュルームの保存に適した温度は、2℃~5℃と低めです。他のきのこ類を冷蔵保存する場合は冷蔵庫の野菜室であることが多いですが、マッシュルームを冷蔵保存する場合は冷蔵室がおすすめです。

マッシュルームを冷蔵保存した場合の、おいしく食べられる賞味期限の目安はおよそ1週間ほどです。

 

マッシュルームの冷凍保存方法

石づきが付いたマッシュルームは石づきを切り落とし、冷凍用保存袋に入れて冷凍庫で保存します。あらかじめスライスしておけば、サラダやパスタなどに使うときに便利ですね。

 

なめこのおすすめ保存方法

なめこ

なめこの冷蔵保存方法は、他のきのこ類の大きくことなります。

なめこの冷蔵保存方法

なめこを冷蔵保存する場合は、買ったときのパックのまま冷蔵庫のチルド室で保存するのがベストです。

なめこを冷蔵保存した場合の、おいしく食べられる賞味期限の目安はおよそ3日間。

未開封の脱気パックのまま、冷蔵保存すれば1週間ほど日持ちします。

 

なめこの冷凍保存方法

脱気パック入りのなめこなら、そのまま冷凍庫で保存すればOK。

他のきのこ類は、冷凍保存することで賞味期限が1ヵ月ほどになるのに対し、なめこは2~3週間と短くなります。

スポンサーリンク

 

傷んだきのこの見分け方!食べられない状態は?

これまで紹介した冷蔵保存・冷凍保存した場合のきのこ類の賞味期限も、あくまで目安であって、実際に食べられるかどうかはきのこの状態をみて判断する必要があります。

食べられるのか傷んでいるのか、その見分け方のポイントは見た目と匂い、触った感じの3点です。

 

見た目の変化での見分け方

きのこ類は基本的に湿気に弱いので、水気が多い状態で保存すると痛みやすくなってしまいますが、傷みはじめるときのこ自ら水気が出てきます。

部分的に水っぽい程度なら、その部分だけ取り除いて加熱調理してしまえば大丈夫ではありますが、見た目が次のような状態であれば食べられないと判断して間違いありません。

・全体的にべちゃっと水っぽい
・黒く変色している
・カビが生えている

 

匂いの変化での見分け方

きのこは、傷みが進むと匂いも変化します。たとえば椎茸の場合、食べられる椎茸なら乾いた樹木や土の匂いがする程度でほぼ無臭です。

そんなきのこから、酸っぱい匂いが感じられた場合や、普段と違う異臭を感じるならば傷んでいる可能性があるので、食べられないと判断するべきでしょう。

 

食感の変化での見分け方

きのこは傷んでくると水気が出てくるだけでなく、ぬめりなど触った感じ(触感)にも変化があらわれます。

部分的にぬめりがある程度なら、その部分だけ取り除いて加熱調理するば大丈夫ですが、全体的にぬめりがある場合は腐っている可能性が高いので食べられません。

 

まとめ

今回は、きのこ類を冷蔵保存・冷凍保存した場合の賞味期限の目安や、おすすめの保存方法をきのこの種類別に紹介してきました。

冷蔵保存する場合も、きのこは湿気に弱いので商品パックのままでなく、キッチンペーパーで包んでから保存袋に移し替えて保存しましょう。

きのこの賞味期限をさらに延ばしたい場合は、冷凍保存がおすすめです。

冷凍保存することで、きのこの旨味が凝縮されておいしくなるともいわれるので、まさに一石二鳥の保存方法ともいえるのではないでしょうか。

スポンサーリンク

タイトルとURLをコピーしました