ジメジメとした梅雨が明けると、いよいよ夏本番!。
いや、長梅雨だったりすると意外と夜も涼しくて、寝る時も扇風機1つで涼しかったので良かったんですけどね。
さらにこの夏、寝苦しい熱帯夜を涼しく乗り切るにも、寝る時の扇風機の上手な使い方を知っておきたいところです。
「快適な眠りを」と思って使う扇風機も、使い方によってカラダがだるくなったり、ときに風邪をひいてしまったりしてしまいますからね。
扇風機の寝る時におすすめの使い方、機能やタイマー設定など、詳しく紹介していきたいと思います。
えっ?
そんなキレイごとじゃなくて、「もっと冷たい風が出る方法が知りたい!」って?(笑)。
寝る時にエアコンが苦手という訳でもなく、単純にエアコンが壊れてしまって、修理や買換えの工事日が2週間先!なんてね…。
昨夏の我が家が、まさにコレで、本当にヤバかったから…(苦笑)。
寝る時に、扇風機から「もっと冷たい風が出る方法はないものか?」と探りに探りましたから!。
ということで今回は、「扇風機の寝る時の使い方!」として
・おすすめの機能やタイマー設定!
・扇風機から もっと冷たい風が出る方法!
など、わかりやすくお届けしていきたいと思います。
スポンサーリンク
扇風機の寝る時の使い方!涼しく寝られる方法は?
昨今の夏は、30℃以上の「真夏日」なんて普通で、35℃以上の「猛暑日」となることも珍しくありません。
そんな暑い夏の日々でも、寝る時くらは涼しくありたい。
寝苦しくて睡眠不足ともなれば、翌日の仕事に影響するだけでなく、ボディブローのようにカラダに疲れが溜まっていき、それが「夏バテ」の原因にもなり得ます。
とはいえ、エアコンではカラダが冷えすぎてカラダがだるくなったり、ときに風邪をひいてしまいことも…。
女性はとくに「エアコンが苦手」という方が多いようですし、何より、扇風機に比べてエアコンは「電気代」が高い!。
けれど、昨今、睡眠時の「熱中症」が話題になっていることを考えると…。
なんとか扇風機で、涼しく寝られる方法はないものでしょうか。
寝る時は扇風機の風を足や手を中心に当てる!
快適な睡眠を得ることに、じつは「体温」がとても深く関わっています。
私たちのカラダには2つの体温があります。
➀表面の体温 : 表面温度
➁カラダの中の体温: 深部温度
カラダの中の温度「深部温度」が1度下がるだけで、内臓や脳の活動が弱まります。
それが故に、カラダがしっかり休むことができるのです。
つまり、快適な眠りを得るには、カラダの表面温度だけでなく、「深部温度」を下げてあげることがポイント。
実際には、うちわで扇ぐような「そよ風」でも十分涼しさを感じるといわれます。
その体感温度はマイナス2度にもなるそうです!。
たしかに、子供の頃に母親がうちわで扇ぐそよ風の中、涼しく寝ていた記憶が蘇ります…。
快適な睡眠を得るためのポイントとなる「深部温度」を下げるには、足や手といった露出の大きい肌の表面から逃がしてあげることが効果的。
それでは、その「そよ風」をどのようにカラダに当てれば涼しく寝られるのでしょうか。
寝る時は扇風機の「首振り機能」を使う!
窓を開け、扇風機の設定を「強風」にしてガンガン回せばいいかと思えば、そうでもない。
たしかに風は涼しくなるけれど、扇風機の羽が回る音が「バァ~~~」って煩いので、かえって眠れなくなってしまいます(苦笑)。
とくに女性は、カラダが冷えすぎて寝つきが悪くなってしまいかねません。
先に紹介したように、カラダの中の体温「深部温度」を下げるポイントは、露出する面積の大きい足や手に扇風機の風を当てることではありますが…
カラダの一部だけが冷えすぎないように、寝る時は扇風機の「首振り機能」を使うのがおすすめです。
ベッドや布団まわりに淀む空気や、部屋全体の温度を下げる効果も期待できます。
また、首振り機能ではなく、風に強弱をつける「ベビー風」も、うちわで扇ぐような「そよ風」感が得られることから、扇風機の寝る時のおすすめの使い方の1つです。
スポンサーリンク
扇風機の寝る時の使い方!タイマー設定は長めに!?
暑苦しい夏の夜、寝る時の扇風機の使い方として、カラダの中の体温「深部温度」を下げることが大切。
露出する肌の面積が大きな足や手を中心に、扇風機の首振り機能を使ったり、ベビー風を当てたりするのがおすすめと紹介してきました。
次に気になるは、扇風機を回し続ける時間「タイマー設定」でしょう。
寝る時に扇風機のつけっぱなしはカラダに悪い!?
扇風機でカラダの熱を下げることは、暑苦しい夏の夜でも寝つきが良くなることに効果的とはいえ、気温が下がる朝まで扇風機を回し続けてしまうと、カラダが冷えすぎ体温がし過ぎてしまうことにも…。
体温が下がり過ぎると、体温調節が上手く働かずにだるさなど疲労感が残ったり、風邪をひいたりしてしまいます。
ときに、胃腸など消化器官の働きにも悪影響を与えることから食欲が低下するなど、夏バテの原因にもなりかねません。
寝る時の扇風機のタイマー設定は4時間がおすすめ!?
寝る時の扇風機も、冷えすぎはカラダに悪いとして、タイマー設定することをおすすめする情報はよく見聞きするところ。
さらに、その多くはタイマー設定を「1時間~2時間」、もしくは「2時間~3時間」で切れるようにと紹介されていますよね。
しかし、2時間くらいで切れるタイマー設定は、たしかにカラダには優しいのでしょうが、丁度うとうと眠りにつけた頃に扇風機の風が止まってしまうので、結局暑くて目覚めてしまいます。
これでは、朝までぐっすり眠ることなどできません。
ずばり!、扇風機の寝る時のタイマー設定は「4時間」がおすすめです。
なぜ?
人は寝る時には、ぐっと眠りが深くなる「ノンレム睡眠」と眠りが浅く夢をみるという「レム睡眠」が、90分毎のサイクルで繰り返されていることはご存知の方も多いと思います。
扇風機のタイマー設定を2時間とした場合、1サイクル目の90分後はまだ扇風機は回っていますが、2サイクル目のレム睡眠の途中で扇風機はすでに止まってしまう設定です。
例えば夜11時にベッドに横になったとして、眠りの2サイクルを終える3時間後はまだ夜中の2時。
夜中の2時では、熱帯夜とされる25℃をまだ下回らないことも多く、結局は暑くてもう一度扇風機を回すことになります。
睡眠の3サイクル目となる270分(4時間半)なら、翌朝3時半頃。
もしも、この時間帯に一度目覚めたとしても気温も下がっていることから、寝苦しさを感じることなく朝まで寝続けることができそうです。
ベッドに横になってから実際に寝つく時間も、睡眠サイクルの時間も実際には人それぞれなので一概に決められませんが…
扇風機の寝る時のタイマー設定を「4時間」とした理由は、およそ睡眠のサイクル3回分(270分=4時間半)以上快適に寝られるようにとのことからです。
扇風機の電気代はエアコンの1/10以下!?
扇風機とエアコン、それぞれ1ヶ月毎日使った場合の電気代を比較すると
・エアコン : 約2,330円
・扇風機 : 約220円
なんと、扇風機の電気代はエアコンの1/10以下という結果になるそうです。
消費電力がまるで違うのですから当然かもしれませんが、寝る時に扇風機で涼しく寝られることは、電気代を大きく節約することにもなるんですね。
スポンサーリンク
扇風機からもっと冷たい風が出る方法!
ここまでは、扇風機の寝る時のおすすめの使い方として、涼しく、カラダに優しい方法を紹介してきました。
ここからは、そんなキレイごとじゃなくて「もっと冷たい風が出る方法が知りたい!」という方向けの情報をお届けします!。
・エアコンは高くて買えない!
・エアコン設置工事が1週間後!
・エアコン修理に2週間も待たされる!
などの理由から、今ある扇風機で、エアコンに代わる「もっと冷たい風」が出る方法はないものか?!と思われている方も多いと思います!。
まさに昨夏の我が家が、そうでしたから…(苦笑)。
先におすすめした「そよ風」なんかじゃ、寝られないという人も多いこともたしかです。
ところで、「冷風扇」ってご存知ですか?。
最近は家電量販店でも人気で、セットした水が自然蒸発する際に「気化熱」を奪う働きを利用して冷たい風が出る冷房装置。
扇風機の風では物足りない…、でもエアコンの冷え方は苦手という方に丁度いいアイテムとも言われます。
そう、扇風機から「もっと冷たい風が出る方法」とは、扇風機と自宅にあるモノを組合せて使うことで、扇風機を「冷風扇」にしてしまおう!ということです。
扇風機の後ろ(背中側)に保冷剤を置く方法!
扇風機のうしろ(背中側)に、持ち運びの際の取っ手となる部分がありますよね。
あの取っ手の部分に「保冷剤」を載せて置くだけという実に簡単な方法ですが、保冷剤から放出される冷気と蒸発による「気化熱効果」で、扇風機の風がエアコンのような冷たい風になって実に気持ちがいい。
100均ショップで売られているような、フック付きのラックがあると尚便利!。
ラックを扇風機の後ろに掛けて、同じく保冷剤を置けばOK!。
その際、保冷剤にタオルを巻くか、ラックの底にタオルを敷いておくことで、保冷剤から出た結露の水滴が扇風機本体にポタポタ落ちることを防いでくれます。
ラックなら、アウトドアで使うような大きめの保冷剤でなくても、ケーキやアイスについてくる小さい保冷剤でも大丈夫。
冷凍庫に何個か転がっていませんか?。
扇風機の前に凍らせたペットボトルを置く方法!
こちらは、保冷剤とは逆に、扇風機の前に凍らせたペットボトルを置くことで、ペットボトルが解凍されながら出す冷気を扇風機で送り出す形。
少し工夫が必要なのは、凍らせたペットボトルを扇風機の前にくるように高さ調整すること。
また、先の保冷剤と同じく、結露で水滴がたくさん出るのでタオルを敷くことや、ペットボトルを洗面器などの上に置くのもアイデアです。
扇風機の後ろに濡れタオルを掛ける方法はイマイチ?!
ネット上では、扇風機の後ろに濡れタオルをかけると、気化熱によって冷たい風が…と紹介されているのを見掛けますが、これ… 私個人の意見としてはイマイチです。
「気化熱で…」という考えではあると思うのですが、濡れタオルを扇風機の後ろに掛けると「呼吸ができない!」とばかりに扇風機の音が大きくなってしまいます。
濡らしたタオルも、すぐに乾いてしまいます。
ハッカ油を使うとさらに清涼感がアップ!
やり方は至って簡単!。100均で売っているスプレーボトルに水を入れ、ハッカ油を数滴垂らすだけ。
それを、保冷剤に巻いたタオルに軽くスプレーしておきます。
これだけで、ハッカ由来のス~っした感じが扇風機の風と合わさって、清涼感がぐっとアップします。
寝る時に枕にスプレーしてもいいですね。
部屋全体にスプレーすれば、消臭効果・虫よけ効果も期待できます。
●扇風機専用の保冷剤が便利!
ちなみにですが…、世には扇風機専用保冷剤が売られています。
U字の形になっていて、扇風機のモーターの部分にピッタリ収まるように考えられた保冷剤です。
また、扇風機の前側に取り付けるタイプもあります。先のペットボトルの要領ですね。
普通の保冷剤のように、冷凍庫で凍らせるだけで何度でも繰り返し使えるので、日中は冷凍庫に入れておいて夜寝る時に活躍してもらう。
そんな使い方もいいかもしれませんね。
まとめ
梅雨明けともなれば、今年も熱帯夜が連日の如く続くのでしょうか。
扇風機の寝る時におすすめの使い方として、首振り機能やタイマー設定を長めの4時間にすることなどを紹介しました。
より涼しくも、カラダが冷えすぎずに寝られそうです。
扇風機から「もっと冷たい風が出る方法」についても、保冷剤やペットボトルを使った方法を紹介しました。
効果の時間は短いかもしれませんが、寝始めが肝心だと思うので、ぜひ試してみていただけたらと思います。
スポンサーリンク