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カロリーゼロとカロリーオフの違いは?ノンカロリーも0kcalではない?!

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カロリーゼロ&カロリーオフ

最近は、カロリーゼロカロリーオフを謳う食品や飲み物を見かける機会が多くなりましたよね。

我が家の奥さんも、同じカテゴリーなら食品ならカロリーオフを選んでいるようですし、僕も健康診断の結果から、晩酌のビールは糖質ゼロの第3のビールにしています。

長い人生、身体が資本、健康が一番ですからね。

ところで、カロリーオフは「オフ」なだけにカロリーが少ないのかな…と素直に受け止められるのですが、カロリーゼロって本当に0Kcalなの?という疑問が湧いてきます。

ノンカロリーを謳う食品や飲み物もありますよね。

カロリー控えめ、なんてホント控えめなキャッチフレーズを謳う食品もあります。

今回は、カロリーゼロとカロリーオフに明確な違いがあるのか?をメインテーマに、ノンカロリーやカロリー控えめなどの表示基準について探っていきましょう。

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カロリーゼロとカロリーオフの違いは?

我が家の奥さんや健康診断が気になる僕のように、カロリーゼロやカロリーオフと表示される商品(食べ物・飲み物)を選びカロリーを抑える努力をされている人は多いと思います。

カロリーゼロやカロリーオフと商品に表示するには、厚生労働省が定める「栄養表示基準」の定義に沿ったものでなければなりません。

栄養表示基準とは「健康増進法第31条」なる法律で定められた、飲食物を販売する際に栄養成分やカロリーなどを表示する際の基準で、一々すべての含有成分を表示しなくても、

「この位の量までの成分やカロリーなら、こんな感じで表示してもOKですよ」

といった風に、けっこう緩い感じの法律で、僕らはカロリーゼロやカロリーオフの表示になんだか騙されてしまうわけです。

今回のメインテーマとなる「カロリーゼロとカロリーオフの違いは?」は、この基準値の違いにあります。

 

カロリーゼロと表示できる基準とは?

まずは、本当に0kcalと思わされるカロリーゼロから見ていきますが、残念ながらカロリーゼロと表示されても実際には0kcalではありません。

実際、どれだけ口にしてもカロリーゼロな飲食物は、水くらいしかないでしょう。

栄養表示基準では、100gあたり5kcal未満の食品や飲料に対し、カロリーゼロと表示できるとされています。

たしかに、100gあたり5kaclならゼロでなくてもカロリーゼロと表示されても納得ですよね。

 

カロリーオフと表示できる基準とは?

カロリーゼロとカロリーオフの違いを比べると、カロリーオフと表示できる基準はかなりゆるいものになり、さらに食品と飲料で基準に違いがあります。

カロリーオフの基準

食品の場合:100gあたり40kcal
飲料の場合:100gあたり20kcal

40kcalとは、運動でいうと10分間の早歩きで消費するカロリーです。

このように、カロリーゼロとカロリーオフとでは、表示基準に大きな違いがありますね。

ちなみに、カロリー控えめや低カロリーと表示されるのも、カロリーオフと同じ基準です。

 

ノンカロリーと表示できる基準は?

カロリーゼロやカロリーオフの他にノンカロリーという表示も見かけますが、ノンカロリーとカロリーゼロの意味は一緒

ノンカロリーもカロリーゼロと同じ基準で、栄養表示基準で100gあたり5kcal未満の食品に対して表示できます。

つまり、ノンカロリーも0kcalではありません。

ちなみに、自然食品で100gあたり5kcal未満の食品の代表格は「こんにゃく」でしょう。

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一頃こんにゃくダイエットやしらたきダイエットなどが話題となりましたが、カロリーを抑えつつ不足しがちな「食物繊維」を摂れることは理に適っていると思います。

しらたきなら、茹でて麺類の代わりとして生姜醤油やネギ・鰹節・ワサビなど薬味を変えて楽しめそうです。

こんにゃくなら、味噌田楽などもいいですが、シンプルに刺身こんにゃくもいいかなと。

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カロリーゼロやカロリーオフでもなぜ甘い?

人工甘味料

カロリーゼロやカロリーオフと表示されているのに甘さを感じる食品や飲料には、ご存じのとおり砂糖に代えてアスパルテームやスクラロースなどの人工甘味料が使われています。

人工甘味料を使いカロリーを抑えるために、甘味の強さを利用すること、カラダに吸収されにくいとう、2つの手法が利用されています。

 

人工甘味料の甘味の強さを利用

カロリーゼロと表示されている食品に使用される人工甘味料アスパルテームは砂糖の200倍の甘さがあり、少ない量で甘さが感じられることから使用量が抑えられ、自ずとカロリーは極めて低く抑えられます。

 

人工甘味料は吸収されずに排出される

人工甘味料のスクラロースなどは、カラダに吸収されることなくそのまま排出されるので、カロリーはほぼ0kcalです。

カロリーゼロやカロリーオフと表示される食品や飲み物でも甘さを感じおいしく満足できるのは、極めて少ない量で甘さを感じられたり、カラダに吸収されることなくそのまま排出される人工甘味料の効果に尽きます。

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カロリーゼロやカロリーオフでも食べ過ぎ注意!

人工甘味料を使用することで、摂取カロリーは低く抑えられるとはいえ、摂り過ぎると甘味に鈍感になり、脳はより甘いものを求めるようになっていきます。

人口甘味料が使われていない甘い食べ物や飲み物へも手が伸びるようになり、肥満や生活習慣病に繋がるリスクが高まります。

 

甘味を感じるのは舌だけではない!?

食べ物の味は、甘味・塩味・酸味・苦味・旨味という5つの基本味に分類され、舌の表面にあるザラザラした突起のくぼみにたくさん分布される「味蕾(みらい)」がセンサーとなって感知し味を感じています。

なかでも、甘味を感じるセンサーは舌の味蕾だけでなく、胃や膵臓にもあるとの研究結果があり、胃にある味センサーが甘味を感知すると、グレリンという食欲増進ホルモンが分泌されるとのこと。

甘いものは別腹といいますが、満腹でも甘いものを食べると食欲が湧いてくる理由はここにあります。

食後の甘いものは別腹!食べたい原因は?代わりになるものは?

カロリーゼロやカロリーオフな食品も、食べ過ぎ・摂り過ぎには要注意です。

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まとめ

今回のお題は「カロリーゼロとカロリーオフの違いは?ノンカロリーも0kcalではない?!」。

最後に、ざっくりまとめておきましょう。

カロリーゼロ・ノンカロリーの表示基準
100gあたり5kcal未満の食品や飲料

カロリーオフ・カロリー控えめの表示基準
食品の場合:100gあたり40kcal
飲料の場合:100gあたり20kcal

カロリーゼロやカロリーオフの食品・飲み物には人工甘味料が使用されていますが、カロリーが抑えられているとはいえ食べ過ぎ・摂り過ぎは、より甘いものを求め、肥満や生活習慣病に繋がるリスクが高まることを紹介しました。

やはり、カロリーゼロやカロリーオフの表示に油断せず、甘い食べ物・飲み物の食べ過ぎ・飲み過ぎには十分注意しましょう。

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