ドライアイスが早く溶ける捨て方!流しに置く?お湯をかけると危険? | 教えて!知恵袋

ドライアイスが早く溶ける捨て方!流しに置く?お湯をかけると危険?

暮らし

魚介類や生ものが送られてくる際や、アイスを買った時などに保冷剤として入っている「ドライアイス」

食材の鮮度を保ったり、溶けないようにするためにはとても便利なのですが、ドライアイスの捨て方に困ってしまったことはありませんか?。

実際、我が家でも毎週宅配サービスが届く度に、冷凍食品などと一緒に入っている大きなドライアイスの捨て方に困っています。

流しに置くとモクモクと煙が出てきて、子供達は大喜びしますが、なかなかドライアイスはなくならないので、このやり方は果たして正しいのか?、もっと早く溶ける方法はないのか?など色々な疑問がでてきてしまいます。

また、ドライアイスにお湯をかける捨て方は、一見とても早く溶ける方法として効率的に思えますが、実はとても危険な方法のようですよ!。

ということで、今回は「ドライアイスが早く溶ける捨て方」について、ドライアイスを流しに置くのがいいのか?、それとも他の方法があるのか?、詳しく見ていきましょう!。

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ドライアイスって何から出来ているの?白い煙の正体はいったい?

ドライアイスが食べ物などの鮮度を保ったりするためのものと、その用途分かっていても、ドライアイスが何から出来ているかを知っている人は、案外少ないはず。

実は、ドライアイスは「二酸化炭素」で出来ています。

ドライアイスは「二酸化炭素」を固体としたもので、その温度はなんと!「-79℃」という超低温となります。

また、ドライアイスを流しに置いたときなどに、ドライアイスからモクモクと出る「白い煙」の正体は、ドライアイスが溶けだしたものではなく、ドライアイス周辺の「空気中の水蒸気」が、ドライアイスによって急激に冷やされて、「氷や水の粒」となって白く目に見える姿になったものです。

 

ドライアイスの正しい捨て方とは?

先ほどお伝えしたとおり、ドライアイスは「二酸化炭素」を固体としたもので、その温度は「-79℃」と超低温となります。

ドライアイスは常温の空気に触れることで、液体にならずそのまま気体へ変化していく「昇華」という現象が起き、放っておいても自然と小さくなっていきます。

ドライアイスが少量であれば、捨て方に難しいということも特にありませんね。

 

キッチンの流しに置いて捨てれば良いの?

ドライアイスの捨て方で、1番最初に思いつくのがキッチンの「流しに置く」方法かと思います。

ドライアイスが少量の場合は特に問題はありませんが、量が多い場合は注意が必要になってきます。

なぜなら、ドライアイスを流しに捨ててしまうと、キッチンの流し自体が「壊れてしまう」恐れがあるから!。

特にステンレス製の流しはリスクが高く、-79度の超低温のドライアイスが直接流しに置かれることで、急激な温度変化によって、亀裂が入ってしまうことがあるのです。

ですから、ドライアイスの量が多い場合、流しに置く捨て方は避けた方がいいですね。

 

ドライアイスが早く溶ける捨て方!

ドライアイスの捨て方は、外やベランダなどにそのまま放置しておけば、自然に昇華してなくなってしまうので特に問題はありません。

しかし、やはりなくなるまでには時間がかかってしまう捨て方なので、できるだけドライアイスを早く溶ける方法で捨てたい!という方にオススメなのが、「水の中」へドライアイスを入れてしまうことです。

ドライアイスが入りきるボールやバケツなどに水を入れてから、その中にドライアイスをポンと入れて、あとは放置すればOK!。

すると、モクモクと勢いよく白い煙が出てきて、ドライアイスは姿を消していき早く溶けるのです。

ドライアイスのモクモクの煙に、お子様達は大喜び間違いなしですね!。

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ドライアイスにお湯をかけると早く溶ける?

水にドライアイスを入れて早く溶けるのであれば、ドライアイスを「お湯に入れればもっと早く溶けるはず!」と思われがちですが、このやり方、とても「危険」な方法なのです!。

たしかにお湯の中にドライアイスを入れれば、一瞬のうちに早く溶けるでしょうが、それを通り越して「爆発」してしまう恐れがあるのです!。

沸騰しているお湯とドライアイスであれば、「180度」もの温度差があるわけですから、激しすぎる温度差には、なんらかの危険があるのでは?と感じますよね…。

ドライアイスにお湯をかけて「早く溶かしたい!」というお気持ちはよく分かるのですが、最悪の場合は「大爆発」が起きかねないとても危険なドライアイスの捨て方なので、ドライアイスにお湯をかける方法は行わないようにしてください!。

(実際、毎年この方法での「爆発事件」が何件も起きているようです。)

 

ドライアイスを袋に入れる捨て方も危険!

二酸化炭素が固化したドライアイスは、昇華し気化することでその体積は「750倍」にもなります。

つまりは、ドライアイスを袋に入れると、袋の中で体積が膨らんでしまうので、袋がパンパンになり、やがてパンッ!と袋が爆発して、袋の中のドライアイスが部屋中に飛び散るという悲惨な事態に…。

ドライアイスを袋に密閉して捨てる方法も、お湯をかけて溶かす方法と同じく、爆発の恐れがある、危険なドライアイスの捨て方ということを頭に入れておきましょう。

 

まとめ

ドライアイスは二酸化炭素が固体化したもので、温度は-79度の超低温の物質です。
 空気中に触れることで「昇華」が起こるので、ベランダなどに放置して溶かしてしまえば問題ありません。

・少量のドライアイスは流しに置く捨て方で問題ありませんが、量が多いと急激な温度変化によって、流し自体が破損する恐れがあるので危険です。
特に、ステンレス製の流しの場合は要注意!!。

・ドライアイスが早く溶ける捨て方でオススメの方法は、バケツなどに水をはり、その中にドライアイスを入れて溶かす方法です。
モクモクと煙を上げ、ドライアイスを放置する捨て方よりも、早く溶けてなくなりますよ!。

ドライアイスの危険な捨て方は、

①ドライアイスにお湯をかけて溶かす方法
②ドライアイスを袋に入れて溶かす方法

どちらも、ドライアイスが早く溶けるのを通り越して、大爆発を起こしてしまうとても危険な方法だということが分かりました。
絶対に行わないで下さいね!。

アイスクリームや生鮮食品の鮮度を保ったりと、とても役立つ「ドライアイス」ですが、捨て方を誤ってしまうと、たちまち「危険物」にもなりかねません。
ドライアイスを処分するときは、ベランダなどに「放置」するか、早く溶ける捨て方として「水の中に入れる」方法で行って下さいね。

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