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茶豆と枝豆とだだちゃ豆の違いは何?味の違いは?茹で方・時間のポイントは?

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枝豆とビール

暑さ厳しい夏!、お風呂上りに冷えたビールが最高に美味しい季節です。

おつまみは、ちょっぴり塩が利いた「枝豆」で決まりですね!。

世のパパたちも、コロナ禍で「3密」を避けつつも、仕事帰りにちょっと一杯となれば、とりあえず「ビールと枝豆」がやはり鉄板でしょう。

そんな枝豆も、スーパーの野菜コーナーでは一般的な「枝豆」と一緒に、「茶豆」「だだちゃ豆」なるものが並んでいたりします。

茶豆と枝豆、茶豆とだだちゃ豆の違いは何?と思われている人も多いのではないでしょうか。

茹で時間の違いなど、美味しい茹で方のポイントも是非知りたいところ。

枝豆 < 茶豆 < だだちゃ豆 となるお値段の違いは、栄養素の違いにも関係してきます。

実際に食べ比べれば、その違いは一目瞭然!。なるほど、茶豆やだだちゃ豆の魅力を味わうことになりますよ。

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茶豆と枝豆とだだちゃ豆の違いは何?!

枝豆の白い産毛

結論から先にいえば、茶豆もだだちゃ豆もどれも「枝豆」の種類の1つであって、云わばブランド化した枝豆とイメージするといいかもしれません。

お米に例えるなら、枝豆とは「お米全般」を指すもので、茶豆は「コシヒカリ」、さらにだだちゃ豆は「魚沼産コシヒカリ」のように、最高級ブランドという感じでしょう。

ちなみに、だだちゃ豆は「だだ茶豆」ではありません。

なら「だだちゃ」って何?匂わせておきながら、記事半ばでしっかり紹介しますね。

 

枝豆とは?

夏のビールのおつまみに「枝豆」は欠かせない一品ですが、本来「枝豆」という品種の野菜は存在しません。

あらためて紹介すると、枝豆とは豆腐や納豆、味噌の原材料となる「大豆」が成熟する前、まだ緑色した「青い時期」に収穫されたものです。

私たちが「枝豆」と呼んでいる一般的な品種は「黄大豆」というもので、完熟まで成熟を待って収穫し乾燥させれば、よく見る「黄色っぽい大豆」となります。

ちなみに枝豆の品種は、一般的に枝豆と呼ばれる「黄大豆」の他に、今回のテーマとなる「茶豆」や黒枝豆、黒豆や白豆、青豆など多岐にわたります。

いずれの豆も、成熟・完熟した状態で収穫した方が美味しいはずです。

しかし、実際に私たちが食べている枝豆は、けっして黄大豆や茶豆が成熟する前の「青い時期」を狙って収穫したものではありません。

成熟前のタイミングこそ美味しくなるように、品種改良された賜物なんです。

だからこそ、枝豆はみずみずしくも甘く美味しい。

また、塩茹でした枝豆は海外でも大人気!。

寿司(sushi)やすき焼き(sukiyaki)と同じように、枝豆も「edamame」で通じますし、欧米諸国の辞書にも掲載されています。

海外での枝豆の人気のほどは、2014年に発表されたGoogleの検索キーワードの和食部門のランキングで、ラーメンや刺身、天ぷらなどの強豪を抑え2位に輝いた実績が論より証拠です。

 

茶豆と枝豆の見た目の違いは?

茶豆と枝豆の見た目の違いを比べると、一番の違いは「色」でしょう。

一般的な枝豆の鞘(さや)には、白い産毛が生え、塩茹ですることで鞘も豆もきれいな緑色になります。

一方の茶豆はというと、鞘に生える産毛も茶色っぽく、豆を包んでいる薄皮も少し茶色っぽい。

また、鞘に入る豆の数にも違いがあり、一般的な枝豆は「3粒」並ぶことが多いのに対し、茶豆は鞘じたいが小さく「2粒」なものが多いのが特徴で、鞘にシワが寄っているものがあるのもその1つです。

茶豆の茶色い産毛

茶豆の特徴

・鞘に生える産毛が茶色っぽい
・豆が2粒入る鞘が多い
・鞘にシワが寄っているものがある

茶豆の方が見た目が汚いと表現されることからも、茶豆の見た目は、一般的な枝豆より全体的に「地味」な印象かもしれません。

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茶豆と枝豆の栄養素の違いは?

茶豆と枝豆の栄養素の違いは、元となる大豆の「茶豆」「黄大豆」の品種の違いの影響が大きい。

大豆は「畑の肉」と称されるように、良質なたんぱく質はもちろん、大豆イソフラボンといた栄養素が豊富に含まれた食品であることはご存知のとおりです。

 

枝豆の主な栄養素は?

一般的な枝豆に含まれる栄養素は、大豆と同じように、たんぱく質や大豆イソフラボンが豊富なのはもちろん、ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンEの他、メチオニンやオルニチン、カリウムや亜鉛、葉酸など。

枝豆は大豆が成熟する前に収穫するので、大豆よりもたんぱく質の含有量が少なくなるのは否めませんが、逆に大豆にはないビタミンAやビタミンCが含まれています。

また、たんぱく質を構成するアミノ酸の1つとなるメチオニンやオルニチンには、肝臓の働きを活性化させアルコールの分解を助けてくれるという嬉しい働きがあります。

冷えたビールに枝豆は鉄板ですけど、なんとなんと、カラダ思いで理にかなったおつまみだったのです。

 

茶豆の主な栄養素

茶豆も枝豆の種類の1つにすぎませんから、枝豆に含まれる栄養素は茶豆にも当然含まれています。

茶豆と一般的な枝豆の栄養素で大きく違う点あげれば、アミノ酸の「アラニン」と糖質の「スクロース」の含有量。

これらは、豆の味に大きく影響する成分であり、そのまま「茶豆と枝豆の味の違い」へ繋がっていきます。

 

茶豆と枝豆の味の違いは?

本来なら「味の違い」の方が気になる点でありながら、あえて「栄養素の違い」を先に紹介した理由が、茶豆に多く含まれるアミノ酸の「アラニン」と糖質の「スクロース」が味の違いに大きく影響するものだからです。

とくに「旨味成分」となるアミノ酸のアラニンを、茶豆は一般的な枝豆のおよそ2倍も含んでいます。また、アラニンは茶豆がもつ特有の香りの元でもあります。

糖質のスクロースは「甘味成分」となり、少し塩分を加えることで、さらに甘味が強調されるという特徴があります。

茶豆と枝豆の味の違いを表せば「茶豆の方が甘味が強い」となりますが、それは決して、茶豆の方が美味しいというわけではありません。

さっぱりとフレッシュな味わいは「枝豆」、濃厚な大豆の甘味は「茶豆」と、その時々で選んでみては如何でしょう。

その選択肢に加わってくるのが、ブランド枝豆「だだちゃ豆」です。

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だだちゃ豆とは?

だだちゃ豆

だだちゃ豆とは、先に紹介してきたとおり枝豆の種類の1つ「茶豆」の中でも、山形県は庄内地方の特産品「ブランド枝豆」です。

茶豆ならではの甘味と香りがより際立ちつ「だだちゃ豆」。「枝豆の王様」と称されるのも納得の味わいです。

他の地方・地域でも生産できるといわれるものの、だだちゃ豆は現在のところ、山形県は庄内地方特有の気候や土壌でしか上手く育たないのが実情なのだそうです。

また、もともと鮮度が落ちやすい茶豆の中でも、「だだちゃ豆」さらに痛みが早い品種とされています。

現在でこそ輸送技術の進歩から、傷みやすい「だだちゃ豆」もスーパーに並ぶことも多くなりましたが、その昔は地元の山形近隣でなければ食べられない「幻の枝豆」とされるものだったのです。

 

だだちゃ豆の「だだちゃ」とは?

だだちゃ豆は、けっして「だだ茶豆」ではなく「だだちゃ豆」です。

この「だだちゃ豆」の「だだちゃ」とは、山形県の庄内地方で「親父(おやじ)」やお父さんを意味する方言。

その昔、枝豆好きの山形・庄内藩のお殿様が、城下から枝豆を献上させては「今日の枝豆はどこのだだちゃの豆じゃ?」と聞いていたことが「だだちゃ豆」と呼ばれるようになった由来だといわれます。

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茶豆と枝豆とだだちゃ豆の茹で方・時間のポイントは?

最近は、冷凍の枝豆もかなり美味しくなりましたが、風味や食感、まだまだ茹でたての枝豆に勝るものはありません!。

茶豆と枝豆とだだちゃ豆、産毛や鞘に入る豆の数など、見た目の違いから「茹で方・茹で時間」の違いがありそうですが、実際のところ、あまり気にしなくても大丈夫です。

茶豆でも枝豆でも、だだちゃ豆でも基本的に茹で方に違いはありません。

今回紹介する「枝豆の基本的な茹で方」であれば、茶豆もだだちゃ豆も美味しくいただけますよ。

 

枝豆を茹でる準備(例)

枝豆:250g
水:1ℓ
塩:40g(茹でる水の4%)

例えば、茹でる枝豆が2倍の500gなら、水も2倍の2ℓ、塩も2倍の80gが目安になります。

 

枝豆の茹で方

➀枝豆を茹でる下処理

・枝についた枝豆をハサミで切り離します。
・枝豆を流水で洗い、鞘の両端をハサミで切り落とします。

※豆に塩味が馴染みやすくなります。

 

➁塩もみ

・下処理した枝豆をボウルに移し、準備した塩の3~4割ほどを振り掛け、両手を使って塩もみします。

※よく塩もみすることで、塩の馴染みだけでなく、鞘に生える産毛が取れ、色鮮やかな茹で上がりになります。

 

➂沸騰したお湯に枝豆を入れる

・準備した塩の残り(6~7割)を入れてお湯を沸騰させます。

・➁で塩もみした枝豆をお湯に入れます。

※塩もみした枝豆の塩は洗い流しません。

 

➃枝豆の茹で時間は3~5分

・お湯が噴きこぼれに注意しながら、火加減を調節して3~5分間茹で間です。

・3分前後で、一度味見を兼ねて様子をみてみましょう。

※少し硬いくらいでOK。余熱でいい感じに柔らかさになってくれます。

枝豆の茹で時間のポイント!

5分以上茹でてしまうと、豆の豆の食感が柔らかすぎてしまいまうだけでなく、旨味成分である「アラニン」などのアミノ酸がお湯に逃げてしまいます。

➄ザルにあげて冷ます

・3分前後の茹で時間で、少し硬めに茹でた枝豆をザルにあげ、うちわで扇ぐなどして冷まします。

枝豆の冷まし方のポイント!

枝豆の茹で方で、きれいな色合いに仕上げるなら「茹で上げたあとに冷水に通して冷やす」といいとされますが、その反面、豆や鞘が水っぽくなってしまうデメリットもあります。

ちょっと面倒ではありますが、ザルにあげた枝豆をうちわで扇ぐなどして、粗熱を取っていくのがベストな枝豆の冷まし方です。

➅お好みで塩を足す

本来であれば、下準備となる塩もみや茹でる際の塩加減で塩味を利かせるのが一番ではありますが、実際に食べてみて「塩味が足りない」と感じた時は、鞘のまま盛りつけられた枝豆に後から塩を振りかけてもOKです。

 

まとめ

暑さ厳しい夏!、お風呂上りに冷えたビールが最高に美味しい季節ですね。

おつまみは、ちょっぴり塩が利いた「枝豆」で決まりです!。

世のパパさんたちの仕帰りの一杯も、とりあえず「ビールと枝豆」が鉄板でしょう。

今回は、枝豆が美味しい季節に「茶目と枝豆とだだちゃ豆の違い」について、味・栄養・茹で方の違いなどを見てきました。

茶豆もだだちゃ豆も、枝豆の1つであり「ブランド」のようなもの。

お米に例えるなら、枝豆とは「お米全般」を指すもので、茶豆は「コシヒカリ」、さらにだだちゃ豆は「魚沼産コシヒカリ」のように、最高級ブランドという感じ。

一般的な枝豆よりも、茶豆の方が「甘味や旨味あって美味しい」といいますが、そこはあくまで好みの問題です。

みずみずしくフレッシュな味わいの「枝豆」、甘味や香り高い「茶豆」、ちょっと贅沢にブランド枝豆の「だだちゃ豆」など、その時々の気分に合わせて楽しみたいですね。

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