大根の美味しい季節になりましたね。
また、お値段もいい感じに安い!。とくに量に対するお得感あり家計も大助かりです。
葉の部分も一緒に手に入れられたら葉物野菜として使えるし、栄養価は高いしと、大根は全体的に「お得」な野菜でしょう。
しかし、大根料理をしようと一本買いをしたものの、「上から使うの?下から使うの?」と、まず使い方に悩みが発生。
そしていざ食べてみると辛かったり、甘かったり、まあ普通?だったりと、大根に振り回された経験ってありますよね。
また、美味しそうだと思って買ったのに、中に「ス」が入っていて割れていたりして…。
そんな大根のお悩みも、ズバリ、大根の上や下など部位による使い分けや、美味しい大根の選び方の知識を身につけると解決しちゃいます。
大根に振り回されないための、大根の特徴を紹介させていただきますね。
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大根の使い方は?上から?下から?
正解は「調理方法」によって使い分け!。
大根の使い方に、上から使うとか下から使うといった決まりはありません。
では、部位による使い分けの方法を見ていきましょう。
大根の下(先端)の部分
大根の下(先端)の部分には、「イソシアネート」という辛み成分が多く含まれています。
イソシアネートには、ガン細胞の発生を抑え、血液をサラサラにしてくれる効果があります。
辛みを効かせた大根おろしをサンマの付け合わせや、お蕎麦のツユに入れて召し上がっていただくといいですね。
ただし、イソシアネートは揮発性が高い成分なので、調理は直前に。
繊維を崩しすぎてしまうと辛みが弱くなるので、ゆっくりと「目の細かいおろし金」ですりおろすのがGood。
おろし汁にも栄養素がありますので、汁も一緒にお召し上がりくださいね。
大根の中ほどの部分
辛み成分「イソシアネート」は、先端から上部分にかけて減っていきます。
大根の中ほどの部分は、「甘い」と「辛い」が少々の部位の違いで出てきますので、「甘み」を生かす大根料理にするなら「揮発性」を利用した煮物がいいですね。
煮物に使うなら、下茹でをしてから味付けをするようにして下さい。
「辛み」を生かして使う場合は、「生のまま」醤油に浸したお新香のようなものがいいですね。
そこにゴマ油を数滴垂らすと香ばしくなり、さらに美味しくなりますよ。
大根の上の(葉に近い)部分
大根の葉に近い「上の方」は甘みが強い部分になるので、サラダなどの生食がおすすめです。
千切りにして「付け合わせ」や、短冊切りにしてマヨネーズと和えてもOK!。
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美味しい大根の選び方!
大根の辛み成分「イソシアネート」は大根の成長と共に全体にまぶされるため、あえて「辛み」を楽しみたい場合には若い大根、つまり小さな大根を選んでください。
「甘み」を楽しみたい場合は良く成長している、ずっしりと重みがあり、綺麗に長く、皮は白くてキメが細かい大根を選ぶのがいいですね。
美味しい大根を見極めるポイントは「ひげ根」!
ポツポツとした穴と、ニョキっとひげのような根が出ている箇所です。
それが、点々と真っすぐになっているものが美味しい大根。
葉の茎の部分にも注目!
葉の茎がスカスカの大根は、中もスカスカの場合があるので注意が必要です。
また、いくら大きいからといっても「これ以上にないくらい」大きな大根は成長しすぎかも。
内部に「ス」が入って割れている可能性がありますのでこれにはご注意下さいね。
大根を上手に保存して美味しく長持ちさせちゃいましょう!
大根一本まるごと手に入れてお得だったと喜んだものの、何日も冷蔵庫に居続けるなんてこともありますよね。
気付くとスが入っていたり(泣)。
上手に保存して大根を長く美味しく食べるためには、冷蔵庫の中での置き方や冷凍庫内での保存の仕方にコツがあるんです。
大根を「冷凍庫」で保存するなら
大根を「短冊切り」や「いちょう切り」にして、密閉袋に入れて冷凍保存しましょう。
お味噌汁に入れたり、ちょっとしたおつまみに醤油漬けなど、あると便利な「ちょこっと食材」として便利な素材になります。
しかも、冷凍する事で繊維が壊れるので上・中・下の部位を問わず美味しく使うことができます。
ただし、野菜スティック程の生食には適さないので、あくまでも「調理」の便利材料としてご利用下さいね。
大根おろしを冷凍にする場合には、汁気をよく切ってください。(栄養分が流されてしまうのは、もったいないんですけどね…)
製氷皿に小分けにして、冷凍するといいでしょう。
大根を「冷蔵庫」で保存するなら
葉がついている状態で購入したら、葉の部分と本体はまず切り分けましょう。
そして、上・中・下の部位ごとにキッチンペーパーや新聞紙にくるんで袋に入れ、密封して保存します。
ひと手間ってやつですね。
ちょっと面倒くさいな~という場合は、葉を切り落としたら大根を半分に切って、なにも巻かずに袋に入れて立てて保存してもOK。
畑に生えている状態と同じ状態にしておくこの保存方法は、なにもせずにただ冷蔵庫にどさっと入れておくよりはるかに良い状態が長持ちしますよ。
まとめ
長い大根を買ってきたら、「どうやって使う」「どこから使う」と悩んでしまいますよね。
大根の使い方は、上・中・下の部位ごとの特性(辛み・甘味)を生かした調理、使い方がおすすめなのですが、最後に簡単な見極め方法をご紹介します。
使いたい部分をそのまま「ガジっ」と一口かじってみて、辛さを確認してみるといいんですよ。
買った時、どの部位なのか分からなったり、思ったより辛い場合もあると思うんです。
どこからどうやって使うのか、「ガジっと一口」味わって判断してみて下さいね。
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