部屋の中で目にした瞬間、嫌~な気持ちになる物の一つが「埃」ですよね。
どこからともなくわいてくる埃は、部屋の隅にかたまりとなって存在する事もあれば、テーブル、TV、ゲーム機器など普段使いのものの上にもうっすらと溜まっていることも。
綺麗好きとまで言いきれずとも、ふいに来る来客がビックリしない程度には掃除をしている我が家でも、この埃がまったく無くなることはありません。
これらの埃は、いったいどこから来るのでしょう。埃の正体とは何なのでしょうか。
埃の正体を知り、家の中から少しでも埃を減らしてみましょう!。
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灰色の埃の正体とは何なのか?
灰色に見える埃ですが、実は灰色をした1つの物体ではありません。
埃は繊維(綿ぼこり)が56.2%、次いで土砂(無機物)が27.5%、食物3.53%、毛髪3.02%、紙片1.71%、その他8.04%の構成で成り立っている「集合体」なのです。
埃を顕微鏡で見てみると、様々な色が混ざり合っていることが分かりますよ。
それが私たちの目に灰色に見えてしまうのは、「並置混色(へいちこんしょく)」という現象によるもの。
絵の具の筆を洗った後の、絵の具バケツの水の色が濁った色に見えるのと同じ現象なんです。
ちなみに100億分の1の単位を「埃(あい)」と言いますよ。
それほどに、細かいものが混ざり合っているものを「埃(ほこり)」と呼んでいるんですね。
埃の正体は、「細かいゴミの集合体」なんです。
埃はどこから来るの?
埃の構成のほとんどを占める綿ぼこり、それは私たちの衣服からハラハラ~とこぼれ落ちたり、ゆらゆら~と揺れるカーテンから発生したり、かわいい~♪と抱きしめたヌイグルミなどから発生します。
床が布製の絨毯のご家庭は、絨毯からも発生していると言えますね。
そして、ティッシュなどをさっと引き出した時の紙片からも生まれ、コートや足裏についてきて外から侵入してきた土砂も埃の構成。
これらが知らず知らずに出会い、絡まり、集合体となり、家の中で埃となるのです。
埃を減らすための対策とは?
埃の原因の大半を占める、綿ぼこりを発生させる原因となるものを、なるべく抑える生活を送るといいですね。
埃の元を断って対策
・革張りのソファにする
・床に絨毯を敷かずに床暖房にする
・ヌイグルミを抱きしめない(笑)
・丸坊主にする(苦笑)
これをすると、グッと埃の量が減りますよ。
えっ、難しい?。
では、こんな対策はいかがでしょう。
・髪の毛はいつでも一まとめ
・ソファや絨毯の上ではそ~っと座ったり歩いたりする
・ヌイグルミを動かさない
日々の生活の中で、簡単に出来ることに近づいてきましたでしょうか。
ではさらに簡単に!。
・落ちた髪の毛はすぐ処理
・コートや靴などの外着は玄関より先に持ち込まない
・ティッシュを使う回数を減らす
・掃除をこまめに。換気をしながら
埃を減らすには、「埃を結合させない」「持ち込まない」「追い出す」ということが大切なのです。
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埃はどういう動きをするのかを知って先回り
埃は発生すると空中を浮遊し、壁やドア、天井などの壁面にも付着します。
そして重力によって下に下に降りてきますが、風の流れがあると再び浮遊を初めてしまいます。
下に沈んた時は一斉除去出来る最も良いタイミングになりますので、帰宅後すぐや起床後すぐなどに掃除をするといいですね。
埃の特性を知って上手にお掃除
埃は静電気ととても仲良し。だからテレビやビデオデッキ、壁、などに付着していることが多いのです。
静電気掃除グッズを使ってお掃除するのもいいですが、市販の柔軟剤を水で薄めて雑巾がけもおすすめです。
なぜなら、静電気を帯電しにくくしてくれる成分が、柔軟剤に含まれているから。
ただし、柔軟剤の香り成分は、ダニやカビ胞子のエサになってしまう可能性があるので、畳や柱などには使わないようにして下さいね。
また、香り成分が気になる方は、無香料の柔軟剤や静電気防止剤を使うといいですね。
まとめ
埃1gには、約100万のカビ胞子、3000匹のダニがいると言われています。
埃自体は、我々が身に付けているものや触っているものが元となっていますから、有害物質ではありませんね。
しかし、それが増えるとカビやダニの餌になり、アレルギーの元となってしまいますから埃を除去する掃除は大切。
埃の全く無い生活はなかなか難しいと思いますが、静電気の除去や埃の持ち込みを予防し、埃の構成物質たちがまとまらないよう素早くそれらを排除し、なるべく埃の少ない生活を送ってみて下さいね。
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