現在は国民の祝日「こどもの日」となっている、5月5日は「端午の節句」。
元々は武家社会で「男子」の誕生を祝うとともに、成長・出世を祈願する日とされた「端午の節句」は、現在も「鯉のぼり」や「鎧兜」を身に着けた五月人形とともに広く定着したイベントです。
毎年のことですが、この端午の節句・こどもの日が近づいてくると、あちこちで「鯉のぼり」が飾られるようになります。
郊外の農家や大きな庭のある家に飾られている大きな鯉のぼりを見るたびに、「凄いな~」と少し羨ましく思いながら眺めてしまいます。
我が家はアパート暮らしなので、ベランダの隅にポールを立てた小さな鯉のぼりですけど、それでも大事な風習かな~と思って毎年飾ってますよ。
ところで、鯉のぼりって「いつ頃飾る」のがいいのでしょうね?、またその反対「いつ片付ける」のがいいのかも気になります。
桃の節句の「お雛様」だと、「お嫁に行き遅れるから」と早めに片付けるように言われますよね。
これまでは、何となく「ご近所様の様子」を見ながら「うちもそろそろ飾るか?」なんて思っていました。片付けたら、また箱に1年入れっぱなしとかね。
今回はあらためて、「鯉のぼり!いつ頃飾る?・いつ片付ける?・洗い方は?」をテーマに、いろいろ見ていきたいと思います。
端午の節句の意味を考えながら、気分よく鯉のぼりを飾ることができるように、ご一緒にいかがですか?。
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鯉のぼりはいつ頃飾るのがいい?!
鯉のぼりには、飾る日や片付ける日に「これ!」といった明確な決まりがあるわけではありません。逆にいうと、「駄目!」という日もないということ。
では、いつ頃飾るのがいいのか?としては、
・桃の節句のお雛様を片付けたら
・春分の日のあと
・4月に入ったら
だいたいこの辺りを目安にしている方が多いようです。
かっこいい鯉のぼりを「長く飾りたい」と思うなら、桃の節句のお雛様を片付けた頃からというのを採用されるのがいいかもしれません。
けしてお雛様と鯉のぼりを同時に飾っては駄目ということはありませんが、先に飾られているお雛様を優先するのが一般的かなと。
鯉のぼりを飾るおすすめは春分の日のあと
早い方だと「お雛様を片付けたら」鯉のぼりを飾られているみたいですが、それではちょっと早い気がすると思われる方や、お祝い事だから「良い日」に拘りたいという方へは、春分の日のあとの「大安」で「天気のいい日」を選んで飾ることをおすすめします。
カレンダーで「大安」の日をチェックしておいて、その前後の天気をみて鯉のぼりを飾る日を決めるといいですね。
鯉のぼりは天気のいい日に飾る
折角の鯉のぼりですから、大安に拘るだけでなく、天気のいい日がベストです。風の状況もだいじな要素。
雨降りのなか飾るのはそれこそ大変ですが、風が強すぎる日も鯉のぼりがバタバタして大変!。
晴れた日でかつ、おだやかな風がある日がいいですね。飾ったあと、鯉のぼりがすぐ泳いでくれますから。
鯉のぼりはいつ頃片付けるのがいい?!
鯉のぼりはいつ頃片付けるのがいいのか?についても、「これ」という日はありません。
お雛様の場合は「お嫁に行き遅れる」からと早めに片付けるように言われますが、別な意味で鯉のぼりも飾りっぱなしもダラシナク思われてしまいそうです。
鯉のぼりも、お雛様と同じく「端午の節句」が終わったら早めに片付けるのがいいと思います。
「良い日」に拘りたいなら、なるべく直近の「大安」のできれば「天気のいい日」に。
鯉のぼりは天気のいい日に片付ける
鯉のぼりを片付ける日も、できればこのあと紹介する「洗い方」など含めて天気のいい日がベストです。
よく晴れた穏やかに風が吹く、そんな日に片づけられたら最高です。
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鯉のぼりの洗い方は?!
我が家の鯉のぼりは、ベランダの隅に飾る小さな(かつ安価)ものなので、あまり意識してきませんでしたが、来年以降も気持ちよく飾るために「キレイに洗って」片付けておくのがいいですね。
1ヶ月以上も雨風にさらされてきた鯉のぼりって、かなり汚れてるものなんです。
鯉のぼりはご家庭でも、簡単に洗うことができます。
最近の鯉のぼりは、素材にポリエステルなどが使われているものが多いので、逆に高温で洗い上げる「クリーニング」は向いていないこともあります。
鯉のぼりの洗い方
鯉のぼりを洗うのはお風呂の「湯船」がサイズ的にも便利、前日のお風呂の残り湯は流さずおいておきましょう。
1.湯船の残り湯に、中性洗剤を溶かします。
・お湯の温度は40℃よりやや低めがベスト
・中性洗剤はキッチン用でOK
・中性洗剤は少量でOK
汚れがよく落ちるだろう…と中性洗剤の量を多くしすぎると、そのあとの「すすぎ」がたいへんになりがちです。
「薄め」で大丈夫です。
2.湯船のお湯に、鯉のぼりを1時間漬け置きます。
1時間ほど漬け置きしたあと、全体を見渡して汚れが残っている部分がないか確認します。
もしも汚れがのこっている部分があれば、軽く揉み洗いを加えてあげるといいでしょう。あくまで「軽く」揉み洗いです。あまり強く揉み洗いすると、色落ちや生地が傷む原因となります。
3.水がキレイになるまで「すすぎ」を繰り返します。
鯉のぼりに中性洗剤が残らないよう、湯船の中で「すすぎ」を繰り返します。
4.水気を切り、風通しのいい「日陰」で乾かします。
シワにならないよう、形を整えながらなるべく直射日光のあたらない「日陰」を選んで干します。
午前中に鯉のぼりを片付け、その流れで洗って干せば、夕方までには乾くと思います。(そのためにも天気のいい日です!)
5.よく乾いたら畳んでしまいます。(防虫剤はNG!)
来年もキレイな状態で飾れるように、鯉のぼりは丁寧に畳み、箱に入れてしまいましょう。
この時注意したいのが、「虫に食べられないように」と防虫剤を入れてはいけません。防虫剤の成分が、鯉のぼりの色を溶かし変色させてしまう可能性があるためです。
まとめ
今回は、「鯉のぼり!いつ頃飾る?・いつ片付ける?・洗い方は?」をテーマに紹介してきました。
鯉のぼりについては、「飾る」のも「片付ける」のも、とくべつな決まりはなく、それぞれのお考えでいい様子。
今回は、鯉のぼりをいつ飾る?かについては、「春分の日」のあとの「大安」かつ「天気のいい日」を選ぶことをおススメしました。
飾る作業も楽ですし、なにより「良い日」は気持ちもいいですからね。
いつ片付ける?についても、日の選び方の基本は同じ。「洗ってしまう」まで含めて考えると、片付けも「天気がいい日」がベストです。
鯉のぼりはご家庭でも簡単に洗えることも紹介しました。キレイ畳んでしまっておけば、来年以降も気持ちよく鯉のぼりを飾ることができますね。
飾るのも片付けるのも「パパ」にお願いするなら、週末が大安と重なる日をあらかじめチェックしておくといいですね。
いいお天気になりますように(笑)。
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