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セミの一生!幼虫期間はどれくらい?成虫の寿命は一週間じゃない?!

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蝉の一生

セミの羽化シーンって、見たことありますか?。

夏の夜、子供たちと一緒に大好きな「クワガタ・カブトムシ」を狙って、近くの公園の樹々を巡っていくと、偶然にもセミの羽化シーンを観察できることがあります。

それは、セミの長い一生の最大のクライマックスであり、じつに神秘的なものです。

「セミの寿命は一週間」といわれるように、羽化後の成虫のセミの寿命は短いことで知られています。

その一週間とされる成虫のセミの短い寿命も、子供たちに網で捕まえられ、さらに狭いカゴに入れられて…。

しかし、それは昔から続く子供たちの夏の楽しみであり、ここでは一概に悪いとはいいきれません。

ならば、長い幼虫期間や短い成虫の寿命など「セミの一生」を例えに、「命の大切さ」を子供たちと一緒に考える機会とするのがベストかもしれません。

・セミの幼虫期間はどれくらい?
・セミの成虫の寿命は本当に一週間?

セミの一生は、まだまだ解明されていない謎も多いので、子供たちの「夏休みの自由研究」のテーマにも使えそうですよ!。

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セミの一生!

「セミの一生」について、小学生でもわかるレベルで、ごくごく簡単に紹介していきます。

セミの一生は、から始まります。

前年の夏、親となるセミのメスは樹の皮に産卵管を突き刺して産みつけた卵は、翌年の6月ころに孵化(ふか)して幼虫になります。

樹から地面に落ちたセミの幼虫は、自力で土の中へ掘るようにもぐり、樹木の根から汁を吸いながら、5年ほどゆっくりと時間をかけて成長していきます。

地中で成熟したセミの幼虫は、暑い時期の夏を待ち、いよいよ地上に出てきて成虫へと羽化をむかえます。

セミの羽化は、天敵となるカラスや野鳥などが活動しなくなる、夕方~陽が沈んだ夜を選んではじまります。

 

セミの神秘的な羽化シーン!

陽が暮れあたりが暗くなると、セミの幼虫は地上へ出て、羽化するために木を登りはじめます。

人の手が届かないほど高い場所まで昇る幼虫もいれば、草の葉など低いところで羽化しはじめる幼虫まで様々。

➀セミの幼虫の背中が割われて、羽化が始はじまり頭が出てきます。

蝉の羽化・幼虫の背中が割れて頭が出る

➁そのままイナバウワーの如く頭を下にしてぶら下がり、足を殻から抜いていきます。

蝉の羽化・頭を下にしてぶら下がり

➂そこから強烈な腹筋マシントレーニングのように、ぐっと頭を持ち上げていき、最後にお尻を抜いていきます。

蝉の羽化・最後にお尻を抜く

➃翅(はね)に血液を送ることで、翅はどんどん伸びていきます。

蝉の羽化・どんどん翅が伸びていく

個体差はありますが、幼虫の背中が割れてから足を抜き、翅を伸ばすここまでおよそ1時間。

明朝、陽が昇るころにはカラダの色も濃く色づき、だいぶセミらしくなります。

 

セミが鳴くのは羽化してから数日後から!

成虫になったセミは、カラダがしっかり固まるのを待ったのち飛び立っていきますが、すぐに鳴くことはできません。

セミが鳴くのは、カラダが成熟した数日後から。

鳴くのはオスのセミだけで、メスのセミは鳴きません。

オスのセミが鳴くのは、子孫を残すためにメスを呼んで交尾するためのアピールであり、「ミーンミンミン三―」や「ツクツクホーシ」など種類ごとに独特の鳴き声で鳴き続けるのです。

あらら、それじゃ子供たちに捕まってしまうセミの多くは、必死に鳴いてアピールしていたオスのセミかもしれませんね。

メスのセミに出会う前に、子供たちに自分の居場所をアピールしてしまったようです(苦笑)。

めでたく交尾したメスのセミは、樹の皮に産卵管を突き刺し産卵します。

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セミの幼虫期間はどれくらい?

セミの一生は、99%以上「ほぼ全て」が土の中で過ごす幼虫期間。

以前は「セミの幼虫期間は7年くらい」とされていましたが、最近の研究結果ではセミの種類にもよりますが、およそ1年~5年とより短い期間だとする説も発表されています。

・大型のニイニイゼミやクマゼミ:3~5年
・アブラゼミやミンミンゼミ:2~5年
・特徴的な鳴き声のツクツクボウシ:1~2年

昔からよくいわれた「7年くらい」でなくても、1~5年という長い幼虫期間を過ごすセミは、やはり不思議です。

この世に生を受けたらなら1日でも早く外にでて、種を反映させたいと思うのが生物の摂理なはずです。

セミと同じく夏の期間の人気モノ「クワガタ・カブトムシ」の幼虫期間は、およそ1年ほどです。

なぜセミは、幼虫で1~5年もの長い期間を過ごすのでしょう?。

 

セミの幼虫は「のんびり屋さん」少しづつしか成長しない!

セミの幼虫期間が長い理由は、「のんびり屋さん」の性格でしかありません。

セミの幼虫は、地中の樹の根から「樹液」を栄養として吸い成長していきます。

成長期には大量の樹液を吸って成長するのですが、問題はその成長期の期間です。

セミの幼虫の成長期は年に2回で、それぞれ1ヶ月程度の期間しかないことから、なかなか成長しないのです。

せっせと樹液を吸えば大きくなって、早く成虫になって外に出られるものを。

さらに気温や栄養の関係で成長が遅れると、「もう来年でいいや…」と成虫になることを諦めてしまうのだとか。

セミの幼虫って、なんてのんびり屋さんなんでしょうね(苦笑)。

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セミの成虫の寿命は一週間じゃない?!

おそらく、セミの成虫の寿命は「一週間」くらいだと思っている方が多いと思います。

道端に落ちたセミの頭や翅の多くは、カラスに補食された残骸ですし、スズメバチもセミの天敵とされています。

それこそ、子供たちに捕まえられ虫カゴに入れられたセミが一週間も生きられたら、まさに奇跡でしょう。

しかし近年、独自の調査結果から、本来のセミの成虫の寿命は「3週間~1ヶ月」ともう少し長い期間になることが発表され話題となりました。

 

セミの成虫の寿命「一週間」は俗説だった!?

セミの成虫は短命で、その寿命は「一週間」と広く知られていますが、実際には10日以上、セミの種類によっては3週間~1ヶ月もの長い期間であると、岡山県立笠岡高校3年生(サイエンス部所属)の植松蒼さんが突き止めたことを、2019年の6月に「山陽新聞」が、7月には「中日新聞」が報じています。

調査方法は、近くの公園や神社の境内などで捕まえたセミの翅に、油性ペンで番号をマーキングして逃がし、後日再捕獲を試みるというもの。

2016年7月中旬~9月中旬のおよそ2ヶ月間に、アブラゼミやツクツクボウシ、クマゼミなど計863匹ものセミを捕まえマーキングし続けたといいます。

その中から15匹を再捕獲し、うち4匹はさらに再捕獲したとのこと。

調査結果、最長生存確認記録はアブラゼミが32日間、ツクツクボウシが26日間、クマゼミが15日間だったうえに、最初に捕まえたセミが羽化してからしばらく経っていた可能性もあることから、実際の寿命はもっと長い期間かもしれないといいます。

 

セミの寿命は、なぜ「一週間」といわれるのか?

セミの種類によっては3週間~1ヶ月もの長い期間にもなるセミの成虫の寿命が、なぜ「一週間」といわれるのか?。

例えば、子供たちが大好きなクワガタ・カブトムシを捕まえられたら、飼育ケースに土(昆虫マット)を敷き、樹液の代わりに「昆虫ゼリー」を餌に与えることで長生きしてくれますし、クワガタの種類によっては越冬して翌年また元気に活動してくれます。

しかし、捕まえたセミにやさしい環境など、私たち一般家庭で作れるはずがありません。

クワガタ・カブトムシにも翅はありますが、日中は湿気の多い木陰に隠れ、暗くなって樹液をもとめ活動しはじめます。

飼育ケースで飼えばジッとして、ときおり歩く程度。

一方、セミの翅はまさに飛び回るためのモノで、飛ぶことが許されない狭いカゴは、セミに強いストレスを与えます。

さらに樹液を吸えないとなれば、セミは「一週間」ともたず死んでしまいます。

これこそが、セミの寿命は「一週間」といわれる理由です。

暑い夏、子供たちはセミを捕まえることが楽しくてたまりません。虫カゴに捕まえたセミを入れ、友達と自慢しあうことでしょう。

しかし、カゴの中に閉じ込められたセミは「ギィー!ギィー!」と鳴き叫びます。

捕まえたセミの姿を観察できたなら、「長生きさせてあげよう」と命の大切さを教えるとともに、セミを逃がしてあげることも促したいものです。

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まとめ

今回は「セミの一生」について探ってきましたが、幼虫期間・成虫期間ともに、これまで常識と思っていたことが覆るような点が多々ありましたね。

セミの幼虫期間は「7年」といわれてきましたが、日本国内で見られるセミの種類では1年~5年ほど。

それでも、やっぱりセミの幼虫期間は長いですよね。

その理由は、1年のうち2ヶ月くらいしか成長期がない「のんびり屋」の性格にあります。

環境さえ整えば、セミの成虫の寿命は、本来3週間~1ヶ月もあることは、あらたな発見だったのではないでしょうか。

私たち人間に捕まえられ、狭い虫カゴに入れられることも、セミの寿命を短くしてしてしまう原因の1つ。

子供たちは沢山のセミを捕まえるのが嬉しいのですが、セミの一生を題材に「命の大切さ」を伝え、「キャッチ&リリース」してあげるのがベスト。

それが難しいなら、虫カゴ一杯にセミを捕まえ満足したあと、逃がすことを促してあげましょう。

最後に、セミの「羽化シーン」は本当に神秘的で、その光景を目にしたら見入ってしまうこと間違いありません!。

セミが羽化するピーク帯は深夜ですが、20時~21時ころでも遭遇することがあります。

昆虫採集を兼ねて、子供たちを誘ってみては如何でしょう。

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