みなさん、ご家族の毎日の洗濯お疲れ様です!。
近頃はやっと秋めいてきましたが、天候が不順な日が続くこともあって、毎日の洗濯に頭を悩ませている方は私だけではないと思います。
とくに気になるのが、使用した「靴下」の鼻が曲がりそうな?いや~な臭い!。
今では、おしゃれ女子だけでなく、おしゃれ男子にも嫌われている「靴下の臭い」。服装はバッチリ決めても靴下が臭いと、「足クサ男」「足クサ女」なんて言われかねませんからね~。これって、とても悲しいことですよね。
そんなことを考えていたら、「靴下のくさい臭いの原因がわかった!」との情報が入りました。
靴下のくさい臭いの原因は、「モラクセラ菌」という細菌の悪さだったというのです。
そこで今回は、この「モラクセラ菌を撃退!」するべく、靴下の臭いの取り方や防ぎ方についてまとめてみました。
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靴下の臭いの原因の「モラクセラ菌」はいつでも私達と一緒だった!?
数年前に、花王と愛知学院大学の河村好章教授は、洗濯物を部屋干しした時などに出る「ぞうきん?」のような臭いの原因菌を突き止めました。
その臭いの原因になっていた、主な細菌が「モラクセラ菌」だったというのです。
モラクセラ菌なんて、なんか怪獣みたいな名前でちょっと憶えづらいかな?(苦笑)
しかしこのモラクセラ菌は、普通に私たちのまわり、とくに人の肌だけでなく、椅子やテーブルなど、とにかく家中のあらゆるところにいる「常在菌」なんですね。
ということは…、私たちは、常にモラクセラ菌と一緒に生活しているんです!。
洗濯してもたくさんのモラクセラ菌が残る理由は?
このモラクセラ菌は新品のものにもつきますが、その場合は臭いはしません。
しかし洗濯をすると、多くのモラクセラ菌は残り、洗い残ったたんぱく質などを餌にして増えて、悪臭を放つようになります。
洗濯をしても細菌がたくさん残るのは、長年使った靴下に「細菌が折り重なって染み付いてしまう」ためです。
そして、洗っても簡単には落ちない状態になってしまいます。
このように、洗い流せなかったモラクセラ菌は、靴下に残り、再び残ったタンパク質を食べて増殖し臭いを出すようになるのです。
ちなみにモラクセラ菌は、健康な人や動物には無害ですが、免疫力が極端に低下した状態になると、「日和見感染症」を起こすことがあります。
靴下の臭いのもと「モラクセラ菌」を取るにはどうしたらいいの?!
では、どのようにしたら、この長年染み付いたモラクセラ菌を少なくして、靴下の臭いを消すことができるのでしょうか?。
ここでは、家庭でできる靴下の臭いの取り方を4つ紹介していきます。
靴下の臭いの取り方①:熱湯で洗濯する!
それは、60℃以上の熱湯で洗濯をすることです。
モラクセラ菌などの細菌は、洗濯水が60℃以上で死滅するとされています。
ヨーロッパなどで販売されている洗濯機には、なんと95度まで洗濯水の温度を上げる機能がある洗濯機が販売されているそうです。
これは昔、ヨーロッパで大流行した感染症対策のために、「洗濯物を煮る」方法がとられてきたという歴史が受け継がれているからと考えられます。
しかし、残念ながら、日本の洗濯機には60度のお湯は入れられません。
日本では「熱湯で洗濯する」という習慣がないので、その仕様になっていないのです。
(乾燥機能で高温になるものはありますが…)
せいぜい、お風呂の残り湯を使うくらいでしょうか。
そのため「熱湯での洗濯」は、直接熱湯をかける方法しかないかもしれませんね。
靴下の臭いの取り方②:アイロンをかける!
では実際、私たちの家庭では、靴下のモラクセラ菌対策をどのようにしたらよいのでしょうか。
それは、靴下のモラクセラ菌を死滅させるために、洗濯の脱水をした直後の「濡れたまま」の靴下にアイロンをかけるのです。
このときのアイロンの温度は、160度~200度がいいですね。
乾燥するまで、靴下全体にじっくり熱をかけ続けます。
靴下の臭いの取り方③:コインランドリーの「業務用乾燥機」を使う!
コインランドリーを使用するのはちょっとお金がかかりますが、コインランドリーの業務用乾燥機はとても高温になるので、靴下のモラクセラ菌を退治することができます!。
もちろん今では、家庭用の乾燥機でも高温に設定可能なものもありますので、ぜひその機能を使用することをおススメします。
靴下の臭いの取り方④:漂白剤を使う
酸素系漂白剤(さんそけいひょうはくざい)は、殺菌・消毒、漂白の3つの機能を持っています。
そのため「洗濯する前」などに、酸素系漂白剤に靴下を漬けておくとモラクセラ菌の繁殖に歯止めがかかります。
靴下の臭いの取り方では、このやり方が一番簡単ではないでしょうか。
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靴下の臭いを防ぐ方法は?!
靴下にしみこんだモラクセラ菌の臭いは、ななかなか取れにくいものです。
先に紹介した「臭いの取り方」の他に、次の4つの方法を活用することで、いや~な臭いを防ぐことができそうですよ!。
靴下の臭いを防ぐ方法①:靴下を薬用石鹸で洗ってから洗濯をする!
薬用石鹸で「プレ洗い」してから洗濯すると、意外と臭いが消えることがあります。
また、手で「揉み洗い」をすると汚れ落ちもよく、その上で洗濯機にかけて洗濯すると、より靴下の清潔が保てます。
靴下の臭いを防ぐ方法2:足の清潔を保つ1
とにかく清潔と蒸らさないのが、靴下の臭いを少なくするコツです。
臭いはモラクセラ菌によるものですが、靴下だけでなく、靴の清潔も心掛けるようにしましょう!。
特に革靴やブーツは、履いて10分もすると湿度は100%近くになります。
この状態では、モラクセラ菌がたくさん繁殖しだすのも無理はありません…。
時々靴を脱ぎ、靴と足を乾かしましょう。
そして、定期的に靴のお手入れをすることも忘れずに。
靴下の臭いを防ぐ方法③:臭いの消える?靴下の利用
今では、いろいろな消臭・抗菌の靴下が出回っています。
ご自分にあった消臭・抗菌の靴下を着用することもおススメです。
> 抗菌加工・抗菌処理ってどんな仕組み?抗菌仕様って意味はあるの? <
靴下の臭いを防ぐ方法4:消臭・抗菌スプレーを使ってみる!
今は、強力な消臭・抗菌スプレーが販売されています。
お持ちの靴下に、消臭・抗菌効果のあるスプレーをつけると、靴下の臭いを軽減することができますよ!。
出かける前に、シュッとスプレーするだけで、消臭・抗菌効果が出ますので、靴下の臭いがひどく気になる方にはおススメします。
まとめ
いかがですか。
私たちのまわりにいる、靴下のいや~な臭いの元凶「モラクセラ菌」は、熱に弱いことがわかりました。
とはいえ、毎日「モラクセラ菌対策」をするのは手間ですよね。
とりあえず「足クサ男」「足クサ女」なんて言われないように、靴下の臭いの「取り方」・「防ぎ方」、それぞれ出来ることから実践してはいかがでしょうか。
みなさんのために、さらには「まわりの人たち」のためにもなります(苦笑)。ぜひお試しを!。
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